3月3日といえば桃の節句「ひな祭り」ですが、実は「耳の日」でもあります。耳の日にちなんで、子どもたちに耳のお話を伝えてみませんか。
耳の日について
3月3日の「耳の日」は、日本耳鼻咽喉科学会の提案によって昭和31年に制定されました。難聴や言語障害を持つ人たちの悩みを解決するため、全国で相談会やイベントが開催されたり、耳の大切さを伝える啓蒙活動が行われているようです。
なぜ3月3日が耳の日になったのかというと、数字の「3」の形が耳に似ているからです。そして「み(3)み(3)」の語呂合わせにもなっています。数字や平仮名に興味を持っている子どもたちに向けて、ペープサートや絵カードなどを活用して耳の日の由来を伝えてみるのも面白そうですね。
耳の大切さを伝える
耳はどんなはたらきをしているでしょうか?そのように子どもたちに質問すると、「音や声を聞くはたらき」といった答えが出てくると思います。
実は、耳の働きは音を集めるだけではありません。全身の平衡感覚を保ったり気圧を調整したりする大事な役割を担っているのです。遊園地の乗り物に乗ってぐるぐる回転すると目が回ったり、飛行機に乗った時に耳が「キーン」とするのも耳が関係しているのです。
耳は私たちが健康に暮らすために大切なはたらきをしている器官です。耳のそばで大きな声を出さないことや、耳の穴に異物を入れないことなど、耳の日の話に加えて耳を守るためのお約束も伝えられると良いですね。
遊びながら楽しく耳について知る
手遊びなどで耳に触れたり、お集まりの時に「お耳はこっちに向けてね」と子どもたちに言うことはあっても、耳についてきちんと話す機会ってそんなに多くないかもしれませんね。
子どもたちが耳に興味を持ち、大切な体の一部であることを知ってもらえるように「耳」にまつわるクイズをしたりリトミックで色々な動物の耳を真似てみたり、遊びながら楽しく伝えていきましょう。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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