暑い夏、氷を使った遊びを行い保育の中に涼を取り入れてみませんか?
乳児から幼児まで楽しめるおすすめの遊びを紹介します。
【幼児におすすめ】色水アイス屋さん
みんなで作った色水をプリンカップやペットボトルなどに入れて、冷凍庫で一晩おきます。色水がどんなふうに変化するか、子どもたちと一緒に予想して翌日を楽しみに待ちましょう。
カチカチに凍った色水が出来上がったら、触れたり叩いたり削ったりして素材の面白さを体験。スプーンやフォークなどの道具を使うのもおすすめです。できあがった氷を使いアイス屋さんに展開するのも楽しいですよ。
【乳児から幼児まで】氷水遊び
氷と水をバケツやたらい、ボウルなどに入れて氷水を作りましょう。
冷たくなっていく水の温度や溶けていく氷の形、水に浮く氷の様子を見て、触れて楽しみます。子どもたちの新たな発見や不思議に思う気持ちと丁寧に向き合い関わっていくことがポイントです。
日光の下に氷を並べて溶けていくまでの様子を観察したり、氷水におもちゃを浮かべてみたり、年齢や興味に合わせ幅広い遊び方ができます。
【乳児におすすめ】ひんやり感触遊び
フリーザーバッグや衣類の圧縮袋など密閉性の高い袋に氷水を入れます。1枚だと中身が漏れ出してしまう可能性があるので、二重にして使いましょう。
ダイレクトに氷水を触る遊びではなく、袋越しに感触を楽しむことができる遊びは乳児クラスの子どもたちにおすすめ。「ひんやりするね」「ふよふよだね」などと声掛けをしながら、手や頬で感触を楽しむ時間にします。
冷たさにびっくりしてしまう子もいるかもしれませんが、無理に触らせようとせず保育者や他の友達が遊んでいる様子を眺め、少しずつ興味を持てるようにできるといいですね。
【冬季限定】冬ならではの氷遊び
冬は屋外で天然の氷を作ることができます。プリンカップや鍋の中に落ち葉や木の実を入れたり、色水にしてみたり。使う容器や材料で凍り方が変わるか観察してみましょう。
氷の特徴を五感で楽しもう
氷や水は私たちの身近にあり、特別な準備をしなくても遊びに取り入れることができます。
気温によって液体や固体、気体に変化する性質も面白いですね。保育者が先取りして答えを伝えるのではなく「時間がたつとどうなるかなあ?」「冷凍庫に入れたらどんな風になると思う?」と子ども自身が発見の喜びを味わえるように働きかけていきましょう。
佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |