保育園児からするとクリスマスは特別な日ですね。
サンタクロースさんがやってくると大はしゃぎですがサンタさんの中には誰々が入っていたよとばれてしまうケースも。
○○先生がサンタさんだったとはしゃぐ子もいる中、サンタさんはいるの?と質問してくる園児も多いですね。また子ども同士でいる、いないと討論することもあります。
もし園児にサンタさんは本当にいるの?と質問されてしまったとしたら保育士としては子どもに嘘をつくのはいけない、でも夢を壊すこともいけないと一瞬迷ってしまうことでしょう。
小学校入学前くらいの年齢になるとサンタはいないと分かる子もおり、信じている子に本当はいないのだよと言うケースも。
すると信じている子はどっちなのと疑問になります。そこで先生に質問してくるようになりますので子どもたちは先生の言うことが正しいと判断することになります。そうすると保育士としての立場は重大ですね。
だからと言って真面目な口調で本当はいないというのも希望が膨らみませんよね。そこでこういう時はいると信じている子の主張と本当はいないと分かっている子の主張の両方の意見にじっくりと耳を傾けてあげることが大切です。
子どもたちはサンタさんがいるか、いないのかと答えを求めるかもしれませんがここでワンクッション置き、サンタクロースがいると信じている子にサンタさんからのプレゼントがあると言ってあげるのも答え方の一つですし、いないと分かっている子に今更いると思いなさいということもできませんので、いるかいないかは自分の心の中に聞いてごらんと言ってもいいでしょう。
このくらいの年齢はまだ素直ですし人の言うことに流されやすい時期でもありますので自分が判断したことを信じることの大切さや、或いはサンタクロースの本を開いて再度違う目を向けると本当はいるかもしれないと思うようになる心の変化を受け止めてあげるのもいいですね。
サンタさんがいるかどうかの話をきっかけにクリスマスの雰囲気作りを一緒にするのも楽しいものです。