自宅や託児所などで子どもの保育をするベビーシッター。働き方の多様化が進む近年、都市部を中心に利用者のニーズも高まっています。
ここでは、前後編に分けてベビーシッターのお仕事について徹底解説します!前編では仕事内容や資格についてまとめました。
ベビーシッターとはどんな仕事?
ベビーシッターとは利用者の自宅や託児所、イベント会場などで保護者に代わって子どものお世話をする人のことです。ベビーシッター派遣会社の正社員やアルバイト、フリーランスなど働き方は幅広く、働く時間や曜日などは自分の都合にあわせて柔軟に決定できる場合が多いです。
保育園の集団生活の中で子どもたちを保育するのとは異なり、ベビーシッターは保護者のオーダーに合わせた保育を行います。自宅で食事や入浴の介助をしたり、公園に散歩に出掛けたり、旅行の付き添いをするというケースもあります。
ベビーシッター自身のスキルがあれば、産褥ケアや育児相談、ベビーマッサージなどをオプションで行っている人もいます。また、英語やリトミックなどシッティング時間で習い事を受けられるサービスを展開することもできます。
ベビーシッターに必要な資格は?
ベビーシッターは無資格でもできる仕事ですが、認定ベビーシッターへの登録や保育士の資格を持っていることで子どもを安全に保育することができ、利用者にも安心感を与えられます。
「認定ベビーシッター」とは、公益社団法人全国保育サービス協会が、ベビーシッターとして必要な知識とスキルがあると認定した人のことです。持っている場合は、利用者や派遣会社等に対して資格登録証を提示できるようにしておきましょう。
「認定ベビーシッター」について、詳しくはこちらを参照してください。
全国保育サービス協会
http://www.acsa.jp/htm/license/
ベビーシッターだからできることも
保育士資格を持ち、ベビーシッターとして活躍している人はたくさんいます。1対1でじっくりと関われることや、保護者の要望に細やかに対応できることなど、ベビーシッターだからこそできることも数多くあります。さらに、ライフスタイルに合わせて働き方を決めやすいところも魅力と言えます。
後編では、安心してベビーシッターサービスを利用してもらうためのポイントなどをお伝えします。
佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |