めぐみ先生の保育コラム

冬のいきもの探しを楽しもう!

寒い冬は室内で過ごしがちになるかもしれませんが、ぜひ園の外に散歩に出かけていきもの探しをしてみませんか?春や夏に比べて景色の彩りが少ない季節ですが、冬ならではの昆虫や鳥、植物に出会うことができますよ。

今回は、冬のお散歩で出会える代表的な生き物を紹介します。

 

テントウムシ

テントウムシは暖かい季節に出会う昆虫というイメージがあるかもしれませんが、冬場にも見つけることができます。落ち葉の下などを探してみると、仲間同士で集まってじっとしている姿が見られるかもしれません。

 

ミノムシ

ミノムシの正体は「ミノガ」という蛾の幼虫。大人の力でも壊すことができない「みの」に守られ、木の枝にぶら下がっています。オスは成虫になるとみのの外に出てくるのに対し、メスはみのの中で一生を過ごします。

 

サザンカ

10月から12月にかけて咲く花。赤、白、ピンクなど様々な色が存在します。ツバキに似た形をしていますが、サザンカは花びらが一枚ずつ散って落ちるのが特徴です。ツバキは花がまるごと落ちます。また、サザンカの花は秋の終わりから冬にかけて咲くのに対し、ツバキの花は冬から春にかけて咲きます。

 

ツグミ

すずめより一回り大きな茶色の鳥です。北海道から沖縄まで分布し、公園や住宅街など身近な場所で見つけることができます。胸の班模様と白い眉が特徴です。クィクィと静かに鳴きます。

 

冬の散歩を楽しもう!

冬の散歩では、いきものの他にも霜柱や凍った水、雪などを見つけて楽しむことができます。虫かごやお散歩バッグ、カメラなどを持って出掛けるとより思い出深い散歩になるでしょう。あたたかい格好をして、ぜひ園外に探検に出かけてみてくださいね。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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