7月から9月の時期は、長期間の夏季休暇を取得する保護者もいます。1週間ほど保育園を休んで田舎に帰省する子や、遠方へ旅行に行く子もいるでしょう。幼稚園とは違い、保育園には決まった期間の夏休みがあるわけではないのですが、子どもたちの家族が夏休みになると、保育園も自然と夏休みの雰囲気になりますよね。
今回は、子どもたちが夏の長期休みを迎える前に呼びかけておきたい注意点についてお伝えします。クラスの掲示板やおたよりを活用して、保護者に知らせておくと良いと思います。
⒈休暇中の事故に注意
プールや海、山、キャンプ場など普段は行かない場所に行く機会が増えるため、事故や怪我の可能性が高まります。安全を確認し、必ず大人と一緒に行動するようにしましょう。特に水難事故は想定外のところで起こることが多く、一瞬で大事に至ります。十分に注意しましょう。
⒉生活リズムを整えよう
夏休み中も、早寝早起きを心掛け、朝ごはんをしっかりと食べるようにしましょう。生活リズムが崩れると、夏バテをしやすくなります。楽しい夏休みを送るためには、規則正しい生活をすることが大切です。
⒊熱中症に気をつけよう
室内でも熱中症になるおそれがあります。風通しの良い服を着たり、意識して水分補給をするようにしましょう。また、前日の寝不足が原因で熱中症を発症しやすくなる場合もあるので、やはり規則正しい生活は重要です。
⒋挨拶の習慣を身につけよう
夏休み期間中は、色々なところに出かけるため、普段会わない人とも顔を合わせる機会が増えます。「ありがとう」「こんにちは」など、挨拶の習慣を身につけるにはぴったりです。大人がお手本となり、子どもたちに気持ちの良い挨拶を教えてあげましょう。
⒌休み明けは無理をしないで
注意すべきなのは休み中だけではありません。楽しく夏休みを過ごした後は、子どもたちが体調不良を起こしやすいタイミングでもあるのです。遠出の疲れが残っている時は、無理をして登園せず、家でゆっくりと過ごすことをおすすめします。
子どもとその家族が安全で健康的な夏休みを送れるよう、前もって注意事項を呼びかけましょう。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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