めぐみ先生の保育コラム

部屋の中で植物を育ててみよう!ポイントを解説

室内に植物があることで、やすらぎを感じたり空気が綺麗になる効果があります。ただし、適切な手入れをしないと植物が枯れてしまう原因になります。

ここでは、玄関ホールや廊下、職員室、保育室など室内で植物を育てるときのコツや注意点に加え、子どもたちとの楽しみ方を紹介します。

 

日光の当て方や換気に注意

植物は日光がよく当たる場所で育てるのが基本です。日光が十分に当たらないと、茎がヒョロヒョロになってしまったり、葉が黄色くなってしまったりします。

一方で、直射日光に弱い種類もあるので要注意です。日光を好む種類、日陰に強い種類など、植物の特性に合わせて置く場所を決めましょう。

また、風通しが悪いと病害虫やカビの発生原因になります。こまめに窓を開けて空気の入れ替えをしましょう。

 

土が乾く前に水をやると根腐れする

土が乾いてから水やりを行うことも大切なポイントです。日課だからといって、子どもたちと一緒に毎日水やりをしていませんか?

雨が降り続く時期などは特に根腐れを起こしやすくなります。土がしっかりと乾いていることを確認してから水をあげましょう。

 

虫が湧いてしまうのは土が原因かも?

室内で植物を育てるとコバエなどの虫が湧いてしまうことがあります。その原因は、堆肥などが入った土にあるかもしれません。虫は有機質の土に集まるため、赤玉土など無機質の土を使用すると発生を予防できます。

 

子どもたちと楽しめる野菜の水耕栽培がおすすめ

野菜の切れ端を使って水耕栽培をしてみませんか。ペットボトルや豆腐の容器などの廃材を使って、簡単に野菜の水耕栽培を楽しめます。トウミョウや万能ネギは初心者にもおすすめです。慣れてきたら、小松菜や水菜、チンゲンサイの栽培にもトライしてみてはいかがでしょう。

 

植物は変化する。だから面白い!

植物は生き物です。大きくなり、季節ごとに姿を変えていきます。気候の変化にも敏感なので、元気がなくなってしまうこともあります。しかし、置く場所を変えてみたり大きな鉢に植え替えたりと手を加えることで元気を取り戻すことができます。

ぜひ植物の変化を子どもたちと一緒に観察し、どうしたらスクスク育つのかを一緒に調べ、実践してみてくださいね。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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