春はさまざまな草花を見つけることができる季節です。外に出て、子どもたちと草花あそびを楽しんでみませんか?
ここでは、年齢別におすすめのあそびを紹介します。
1歳〜
草花探し
園庭や公園でいろいろなはっぱや花を探してみましょう。大きさ、厚み、色、感触など様々な草花があることに、子どもたちが気づくきっかけになります。見つけた草花をお部屋に持ち帰り、みんなで見せ合いをしたり壁に飾って観察するのも面白いです。
2歳〜
色水あそび
桜の果実(さくらんぼ)やエニシダの花をつぶすと色水ができます。さくらんぼはすり鉢を使うと潰しやすいです。エニシダの花びらは水につけて棒などで潰すと黄色い色が滲んできます。
完成した色水でジュース屋さんごっこをしたり、インクとして使えばスタンプあそびも楽しめます。
3歳〜
こすり出し
葉っぱや木肌に薄めの紙をあて、クレヨンなどを使ってこすり出しをしてみましょう。葉の葉脈や木の模様が浮き上がってきます。
花相撲、草相撲
シロツメクサやタンポポ、レンゲ、オオバコなどの野草を使って相撲勝負。野草を根本から摘み取り、茎を絡ませた状態で引っ張り合います。茎がちぎれたほうが負けです。
草相撲は昔から親しまれている遊びです。何度もやるうちに子どもたちはコツを覚え、どんな草花なら勝てそうかを考え始めます。運動が苦手な子も夢中になれるあそびです。
4歳〜
野草の笛づくり
ヤマボウシや桜の葉を口に当てて音を出してみましょう。丸めたり、当て方を変えると音の出方も変わります。
おすすめなのはピンクの可愛らしい花が咲くカラスノエンドウ。サヤを切り開いて中から豆を取り出し、口に咥えて拭くと面白い音がします。
最初は音を出すのが難しいかもしれませんが、試行錯誤する過程も大切です。
春の草花には驚きと発見がいっぱい!
草花には不思議がいっぱい。「なんでこうなっているの?」「どうやったらできるの?」と、子どもたちからはたくさんの疑問が溢れてくるでしょう。
保育者がすぐに答えを教えたりやり方を示したりするのではなく、子どもたちの驚きと発見を大切に見守り、ぜひ一緒に考えたり試行錯誤したりを楽しんでみましょう。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |