こまめな水分補給を行うことは、熱中症を予防するためにも大切なことです。しかし、「飲みたいときに飲みたいものを飲みたいだけ」では適切な水分補給ができていない可能性もあります。
では、どのような水分補給が健康維持のために必要なのでしょうか。
いつ・なにを・どれだけ飲むの?
健康に過ごすためには、水分補給を行うタイミングや、水分の種類、水分の量にも気を付ける必要があります。
<いつ?>
喉が渇いてからではなく、「喉が乾く前」に水分補給を行いましょう。とくに戸外遊びの前後は水分補給をしたほうがよいタイミングです。
<なにを?>
糖分の入った飲料は飲み過ぎるとお腹がいっぱいになり、食事量に影響を与えます。結果、十分な栄養がとれない可能性も。水やカフェインが入っていないお茶を飲むようにしましょう。また、冷たすぎる飲み物は胃腸の機能低下に繋がる場合があります。
<どれだけ>
体重1kgあたり1日に約60-80mlの水分が必要です。この半分を食事で、もう半分を水分補給で摂取するのが理想です。
喉がカラカラになってから飲むのでは遅い
「喉が渇いたから飲み物を飲む」のが普通のことだと思われていますが、喉が渇いたと感じる時点では、すでに体の中で水分不足が起こっている可能性が高いです。
一度に大量に飲まなくてもいいので1-2時間おきの「ちょこちょこ飲み」を心がけることで、熱中症を予防することができます。
これは、子どもだけでなく、大人が健康に過ごす上でも大切なことです。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |