めぐみ先生の保育コラム

【保護者の声を聞きました】保育者に期待していることはなに?

保護者支援は保育者にとって重要な仕事の一つです。

子どもたちとの関わりと同様、できる限り一人ひとりの保護者の気持ちに寄り添った関わりを意識したいものです。

この記事では、保護者の実際の声を集めてみました。関わりのヒントになればと思います。

 

家庭外で子どもが安心できる存在になってほしい

「初めて保育園に子どもを預けるので不安でいっぱいです。甘えん坊で人見知りなので、両親から離れてしまうのがとても心配で……。こんなに早くから預けていいのかと自問自答しています。先生たちや保育園がこの子にとって安心できる居場所になってくれたら安心です」(0歳児の母)

 

初めて保育園を利用する保護者は不安や戸惑いを抱えている方が多いです。そういった気持ちを汲み取り、入園して間もない頃はとくに丁寧な関わりを意識したいですね。

 

育児のことを一緒に考えてほしい。アドバイスがほしい

「夫婦共に実家が遠方で、頼れる人がまわりにいません。園の先生たちは、私たちにとって一緒に子育てをするパートナーだと思っています。発達のことやしつけのことなど、悩んだときに一緒に考えてもらえたら嬉しいです。時にはアドバイスもしてもらえると助かります」(3歳児の父)

 

核家族が増える昨今、保育者は保護者にとってまさに育児のパートナーです。共に子どもを見守り、成長の喜びを分かち合える存在でもあります。

また、シングルで育児をしている方や、配慮が必要な子どもを育てている保護者はとくに孤独を抱えやすいため、よりいっそう親身になってサポートすることが求められる場合もあります。

 

保護者同士を繋いでほしい

「多胎児を育てています。同じように多胎児を育てている方と交流したいのですが、児童館や育児サークルへ足を運ぶのはとても大変で……。先輩パパママの話も聞きたいのですが、ネットで情報を集めるくらいしか手段がありません。もしも園に同じような方がいたら、ぜひ繋いでほしいです」(1歳多胎児の母)

 

こういった相談を持ちかけられることも少なくありません。当事者同士の交流によって心が軽くなったり育児のヒントを得られる方もいます。

在籍する保護者同士を繋ぐ場合、双方の合意のもと、プライバシーに配慮しながら行うことが大切です。

 

求められることは時代とともに変わる

保護者が保育者に求めていることは、社会の状況によっても変わってくるため、「10年前とは違うなあ」といった感想をもつこともあるかもしれません。(たとえば、コロナ禍で保護者のワークスタイルが変わった、違う言語や宗教圏の方が増えたことなど)

 

保護者の声に耳を傾けることで、どのような関わりが求められているのか、今の自分の関わりが正しいのかなどを考えるきっかけにもなります。

 

ぜひ保育者同士でも情報共有を行い、よりより保護者支援に繋げていってくださいね。

(公開日:2017年12月07日)
(更新日:2025年04月03日)

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

-めぐみ先生の保育コラム