コミュニケーションを変えたいと思っても、思うだけで、なかなか行動が伴わない・・・と思いませんか?
“もっと、相手に寄り添うやさしいコミュニケーションを取りたいのに・・・”
“もっと、ゆったりと子どもたちと関わりたいのに・・・”
“つい、相手を否定してしまう自分を直したい・・・”
「結局、性格だから・・・」とあきらめる前に、やってみて欲しいことがあります。
◆自分自身とのコミュニケーションを変える
私たちは、無意識に、自分自身ともコミュニケーションを取っています。
自分に厳しい人は、疲れていても、「もう少しがんばろう」とつぶやいています。
また、自分に甘い人は、「ダイエットは明日からにしよう」とつぶやいています。
他人とのコミュニケーションを変える前に、この自分自身と交わしているコミュニケーションを変える必要があったのです。
◆自分とのコミュニケーションが、つまり相手とのコミュニケーションだった
もっと、やさしいコミュニケーションを取りたいと思っている方は、まず、ご自身にやさしくしてあげてください。「がんばってるね。」と自分に声をかけ、わがままも許してあげてください。
もっと、ゆったりと相手と関わりたい方は、自分だけの時間に、ゆったりと自分と向き合ってあげてください。
相手を否定するコミュニケーションを変えたい方は、まず、自分自身をまるごと肯定してください。「何ができてもできなくても、自分は自分。そのままでいいんだ。」って、いつも言ってあげましょう。
実は、他人への態度は、いつも自分が自分に取っている態度だったんですね。
まず、ご自身を大事にしてあげることで、周りの人との関係も良くなって行くはずです。
≪井上きき 役に立つ話 2013年10月1日号≫