めぐみ先生の保育コラム

桜を使った遊びのアイデア5選

 

2018年も桜の季節がやってきました。首都圏では3月20日以降から徐々に開花が進むと予想されています。園庭や近所の公園、並木道などに満開の桜が咲いているのを見ると、ぱっと明るい気持ちになりますね。

今回は、桜を使った遊びを紹介しましょう。

 

桜が散り始める前に・・・『桜フォトコラージュ』

桜を使った遊びは花びらが散り始める頃がベスト……と思いきや、咲き始めの綺麗な桜を使った遊びもあります。

それは、『桜のフォトコラージュ』遊び。満開の桜をバックに一人ずつ記念写真を撮り、普通紙に印刷しましょう。クレヨンや折り紙、本物の桜の花びらを写真の上に重ねてコラージュ作品のできあがり。

写真サイズの紙に印刷して写真立てに入れると、ちょっとした記念品にもなります。写真紙は光沢があって美しいのですが、のり付けがしにくかったり、クレヨンが浮いてしまうので普通紙に印刷することをおすすめします。

 

桜の花をおみやげに持ち帰って『桜の押し花』をつくろう

八分咲き〜満開になると、桜の花びらが少しずつ散り始め、地面が鮮やかに染まります。綺麗な形の花びらを探すのも楽しい時間です。一人一枚ずつ名前を書いたビニール袋を持っていき、花びら採集をしましょう。

持ち帰った花びらは、泥や砂を綺麗に落とし、厚めの本の間に挟めます。この時、本が汚れないように、紙を敷いておきましょう。本を閉じたら、その上に2〜3kg分の重しを乗せてしっかりと圧をかけ、そのまま3日ほど放置しましょう。

できあがった押し花は、やぶれないように優しく扱います。工作やおままごとの材料にしたり、使い方は自由自在です。

 

桜が散り始めた頃に『花びらキャッチゲーム』

 

 

次に紹介するのは体を動かす遊び。大きめの風呂敷や、ビニールシートを持っていき、舞い散る桜の花びらをキャッチします。チーム対抗にして、どれだけたくさんの花びらを集めることができたかを競うのもいいですね。

虫捕り網や虫かごを持って行き、空中も舞う花びらを捕まえるのも、子どもたちにとって楽しい一時になるはずです。

 

春のプレゼントにぴったり『簡単!桜のハーバリウム』

 

 

最近流行りのハーバリウム。植物の標本のことです。薬液など高価な材料を使って作るのでは?子どもには難しいのでは?というイメージがありましたが、調べてみると、材料は百円ショップで揃えることができる安全なものだそうです。

用意するものは、以下の3つ。

・ 煮沸消毒した蓋つきの瓶

・ 保存液(ミネラルオイルを使用しているベビーオイルなど)

・ しっかりと乾燥させた草花

作り方は簡単。しっかりと消毒した瓶に草花を入れ、オイルを注いで完成です。 コツは、なるべく長持ちさせるために瓶の消毒を丁寧に行うこと。桜の花だけでは瓶の中で浮きやすいので、茎のある草花を一緒に入れること。この2点です。ドライフラワーと桜の押し花を組み合わせるのもオススメです。

完成品は保育室に飾ったり、おうちの人へのプレゼントにもぴったりです!

 

桜、つくし、たんぽぽ・・・『春の花束づくり』

 

 

春はたくさんの花が咲く季節です。つくしやたんぽぽ、ほとけのざ、おおいぬのふぐり、しろつめくさなど、色鮮やかな野花を探すのもお散歩の楽しみ。畦道や土手に咲いている花を摘んで、小さな花束を作ってみてはいかがでしょうか。植物図鑑を持参し、知らない名前の植物を見つけたら、ぜひその場で子どもたちと一緒に調べてみてください。

桜を花束に加える時は、落ちている枝を使いましょう。木の枝や花壇に咲いている花を採ってはいけないことを子どもたちに伝える良い機会にもなります。

桜の花を使ったオススメの遊びをご紹介しました。
子どもたちの姿に合わせてアレンジを加え、季節の自然とたくさん触れ合ってください。

 

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佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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