腹が立つことって、誰にでもありますよね。
もちろん、わたしにもあります。
そんなとき、即座に相手へ怒りをぶつけますか?それとも、いったん冷静になることができますか?
実は、腹が立ったとき、どう考えるかによって、その後の行動が大きく変わってきます。
例えば、
“お願いしておいた仕事を、期限までにやってくれなかった”、という出来事があったとします。
これは、職場だけじゃなく、家庭のなかでも同じような出来事が起こりますよね。
子どもに頼んでおいたお手伝いが終わっていないとか、夫に子どもを見ていてと頼んだのに、居眠りをしていたとか。
そのように、腹の立つことが起こったとき、
「腹が立ったのは、あなたが約束をやぶるからだ。」
と考えると、相手に怒りをぶつけたくなります。
しかし、同じ出来事が起こっても、
「腹が立つのは、自分の期待が高すぎるのかもしれない。」
と考えれば、いったん自分の内側と向き合えるので、冷静になれます。
怒りを我慢するのも良いことではないけれど、相手へぶつけることで、トラブルになるのも避けたいもの。
自分の中の「期待」の大きさは適切かどうか?いつも、向き合っていたいですね。
≪井上きき 役に立つ話 2015年4月1日号≫