お盆休みですし、ちょっと息抜きを。
今回はわたくし、井上ききが我が子を保育園へ通わせているときの思い出話を書こうと思います。
長男1才のころのこと。(現在11歳です。)わたしにとって、人生を変えるある先生との出会いがあったのです。
ある日の連絡帳のメッセージです。
もともと、良く食べる我が子の朝食の内容について・・・
「朝ごはんを、しっかり食べてますね!朝、しっかり食べてくる子は、しっかり遊べて楽しく過ごせていいですよね!」
わたしは、このなにげないメッセージを読んで、初めて、「食事って、もしかすると大事なのかもしれないな~。」と思ったのです。
そこで、わたしは、改めて先生に、「食事について、もう少し、教えてください。もしかすると、子どもにとって食事って、すごく大切なんですか?」
というような質問をしました。
すると、先生は、3枚の便せんに、お考えをまとめて手渡してくださいました。
そこには、20年の子育てから、先生が感じた「食事」の尊さについて書かれていました。
“大きくなると、子どもはなかなか心の中のものを親には伝えてはこないし、親の言うことは、参考程度にしか聞かなくなる。
そんな状態でも、子どもはお腹がすくと家へ帰ってくる。
食事の時間は、子どもが語らなくても、心の状態がわかる場所。
まさに、家族の心をつないでいるのは、「食事」だと、今だからわかる。”
という内容のお手紙でした。
このお手紙をいただいてから、わたしはすっかり食事の大切さに気づかされ、探究していくことになりました。
食育インストラクターの勉強をし、我が子の食事にとことん、向き合うようになるのでした。
保育園の先生って、子育ての入口に立つ、新米ママの大きな力になっているのです。
人生にも影響を及ぼすような、道しるべにもなりうる、素晴らしい存在です。
心からの尊敬の気持ちを込めて、応援させていただきたいと思っています。
≪井上きき 役に立つ話 2015年9月15日号≫