蒸し暑い季節になると、熱中症のリスクが一気に高まります。熱中症が起こるのは、炎天下の屋外にいる時だけではありません。気温と湿度が高い室内にいる時にも、熱中症になる可能性があるのです。特に、乳幼児は注意が必要です。
熱中症を引き起こす原因となるもの
<環境>
・風通しが悪く湿度が高い
・気温が高い
・直射日光
<健康状態>
・朝食を食べていない
・水分補給が不十分
・病み上がり
こんな症状は熱中症かも!?
めまい、冷や汗、けいれん、失神、嘔吐、頭痛、体温の急上昇
<症状が見られた場合の対処方法>
・涼しい場所に移動する
・水分補給をする
・衣服を緩め、風通しを良くする
・足を高くして横になる
体温の急上昇や、意識障害がある場合、なかなか回復が見られない時は救急車を呼びましょう。対処が遅れると、命の危険性に関わる場合があります。
乳幼児の熱中症を予防するためにできること
その1:朝ごはんをしっかり食べて、規則正しい生活をしましょう。
その2:日頃から外遊びをし、夏の暑さにも慣れることが大切です。
その3:風通しの良い衣服を選びましょう。
その4:屋外に行く時は帽子を被り、出掛ける前後には必ず水分補給をしましょう。
その5:体調不良の時は、外で遊ぶのを控えましょう。
保護者にも注意喚起をしよう
保育園の生活で熱中症予防対策を行うのはもちろん大切ですが、保護者の方にもおたより等でお知らせをし、注意を促しましょう。蒸し暑い梅雨の時期は、室内にいながら熱中症になる子どもや高齢者がたくさんいます。
大人も油断せず、ご紹介したような予防対策を行ってください。健康で楽しい初夏を過ごしましょう。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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