保育業界の就活は一般業界より遅く、秋から冬にかけて採用試験を行う園が多くなっています。この時期、来年の春から働く園が決まった方は「どんな保育をしようかな?」「何歳児クラスの担任になるのかな?」とドキドキしているかもしれませんね。
今回は、保育園の内定が決まってから働き始めるまでに準備しておきたい5つのことを紹介します。
⒈保育の基本「5領域」をおさらいしよう
保育をする上で基本の考えとなる「保育所保育指針」。その中で提示されている「5領域」の内容は、保育園・幼稚園・こども園で働く上では必ず押さえておく必要があります。特に保育園は預かる子どもの年齢が0歳からと幅広いため、それぞれの年齢ごとの発達の特徴やねらい、育ちと繋がる活動内容等、今一度おさらいしてみることをおすすめします。
⒉エプロンシアターやパネルシアターなどを作ろう
新年度が始まってすぐは、日々の保育で手一杯となり、ゆとりを持って教材作りに取り掛かるのは難しくなります。特にエプロンシアターやパネルシアターを作成するのは何日もかかります。そういったものは、できるだけ仕事が始まる前に作っておくことで、余裕を持って春からの保育をスタートできるでしょう。
⒊なりたい保育士像を思い描いてみよう
どんな保育をしたいのか?理想の保育士像は? 現場で仕事を働く前に、いま一度振り返り、ノートや画用紙に書き出してみてください。子どもたちとやってみたい活動、憧れの先輩保育士のエピソードなど、自分が「保育をやりたい!」と思う根拠を視覚化し整理することで、春からの目標が見えやすくなります。
⒋保育園「以外」の子どもたちに目を向けよう
保育園で働く前に、ボランティアやアルバイトをして園の子どもたちと関わる経験も勉強になりますが、ぜひ保育園以外の子どもたちにも目を向けてみてください。友人や親戚のお子さんや、バイト先のお店にやってきた親子など、子どもたちが家庭の中や親子関係の中でどのような姿でいるのか観察することで、これから関わっていく子どもたちへの理解も深まります。
⒌昼型の生活リズムを身につけ、体力をつけよう
シフト制勤務の保育園が多いため、保育者自身も早寝・早起きを心がけることが大切です。学生時代は昼夜逆転していた・・・という方も、就職の前にしっかりと生活リズムを整えておきましょう。
現場に入るまでに準備を進めておけば、4月の緊張も軽減するはず。参考にしてください♪
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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