保育所保育士指針では、「6か月未満」「6か月〜1歳3か月未満」と月齢によって記載内容が区切られています。0歳児クラスを担任すると、低月齢・高月齢とフループを分けて活動をする場合もあるでしょう。今回は、0歳児の発達を促すおすすめの遊びを紹介します。
0歳児の発達の主な特徴
【6か月未満】
首がすわる、手足の動きが活発になる、基本的信頼感が育つ
【6か月〜1歳3か月未満】
お座り、はいはい、つかまり立ち、人見知りが始まる
0歳児のおすすめの遊び
【6か月未満】
「どこかな?どこかな?」
目の前でおもちゃを動かしたり、優しく声をかけたりして、首を動かしたり手をのばす動作を促す。音の鳴るおもちゃや楽器もおすすめ。運動発達を促す遊び。
「いちり、にり、さんり」
「いちり、にり、さんり」と言いながら、足首→ひざ→太ももの順番で優しくタッチ。最後は「しりしりしり〜」とおしりをくすぐる。スキンシップを通して感覚を刺激する。
【6か月〜1歳3か月未満】
「シーソーあそび」
保育者のひざの上に乗り、歌に合わせて体を前後に揺らす。目と目を合わせ、優しくほほえみながら遊ぶ。1対1でスキンシップをし、信頼関係を深める。
「はいはいでおさんぽ」
はいはいの運動を促すため、音楽をかけながら部屋の中をはいはいでおさんぽ。保育者も一緒にはいはいをしたり、競争をすると楽しい雰囲気に。
ポイント
乳児期は心身ともに著しく発達する時期です。保育者は子どもたちと同じ目線で遊び、何かひとつできたら「やったねー!」と一緒に喜びを共感したり、抱きしめて褒めたりすることで、子どもたちとの結びつきがより深まっていくはずです。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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