1歳を過ぎると歩行が始まり、子どもたちの生活範囲も広がります。今回は、1歳児の発達をおさらいすると同時に、発達を促すおすすめの遊びを紹介します。
1歳児の発達の目安
・歩きはじめる。
・睡眠のリズムが安定する。
・手指の運動機能が発達し、つまんだりめくったりできるようになる。
・自分でやりたい気持ちが芽生える。
・言葉でうまく伝えられず、ひっかいたり噛みついたりすることもある。
・一語文を話すようになる。一歳後半では二語分を話し始める。
1歳児におすすめの遊び
「サーキット遊び」
マットや巧後台を組み合わせ、トンネルをくぐったり段差を乗り越えたりといった動きを生み出す環境を設定する。保育者も一緒に遊びに入り、子どもたちが楽しく体を動かすことのできるように工夫する。
「動物リトミック」
「おつかいありさん」「やまのおんがくか」「動物園へ行こう」など人気の歌を歌いながら(CDでもピアノでも良い)、動物になりきって体を動かす。四つん這いで歩いたり、ハイハイ歩きをしたり、ジャンプしたり、色々な動きを楽しむことができる。
「絵本まねっこ遊び」
子どもたちが好きな絵本の一場面や、印象的なセリフを切り取って絵本の世界のまねっこ遊びをする。読み聞かせの前後にもおすすめ。絵本の世界に興味を持ち、友達や保育者と楽しい雰囲気を共有する。
ポイント
1歳児は転落や転倒が多い時期なので、怪我や事故には十分配慮して体を動かせる環境を作りましょう。友達と気持ちがぶつかり合う場面がでてきたら、一人ずつ気持ちを受け止め丁寧に関わるようにしましょう。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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