人間関係がうまくいかなくて、悩んでいたり、何かと人とのトラブルに陥りやすい人がいます。
一方で、いつも人の輪の中にいて、なおかつ、敵も少なく、たくさんの人から信頼されている人もいます。
両者の違いは、なんだと思いますか?
もちろん、様々な理由が考えられるのですが、少なくとも、「人の見方」が違うと思います。
◇人の短所を見るか、長所を見るか?
前者の人間関係がうまくいかない人は、人の短所に目が行く傾向にあります。
そうすると、相手への態度が、不親切になったり、粗雑になったり、あるいは、冷たくなる傾向があります。
つまり、相手が不快な気持ちになる態度を“無意識に”取りやすい、ということです。
反対に、人の長所に目が行く人は、相手への態度が、明朗で、親切だったり、信頼を示すような態度になりやすいですよね。
やはり、そうすれば、相手は気持ちがいいので、好感を持つことが多いでしょう。
◇短所は長所に変わる
相手の長所を見つける名人になってみませんか?
周りの人の、長所をたくさん見つけて、ノートに書いてみるといいですよ。
短所ばかりが気になり始めたら、その短所を、長所に変身させてみましょう。
たとえば、こんな感じです。
Aさんは、仕事が遅い・・・でも、丁寧に仕事をしていると言い換えることができる。
Aさんは、「仕事が丁寧だ」という長所を持っています。
こう考えると、短所なんてないのかもしれませんね。
≪井上きき 役に立つ話 2012年8月1日号≫