保育士になりたいと感じたら、まずは自分の今置かれている状況を理解し、適切な段階を踏みましょう。また、沖縄で保育士として働きたい場合は、講座やサポート体制を活用するとスムーズに転職・復職しやすいです。
今回は、保育士になりたい人が取るべき手順と沖縄にあるサポート体制についてご紹介します。
沖縄で保育士になりたい!踏むべきステップは?
全国問わず、保育士になりたいと考えたときに踏むべきステップは共通です。保育士として働く方法は、現在の自分の状況によって2通りあります。
ここからは、2通りの方法を詳しくご説明していきます。
無資格の場合
保育士になるためには、国家資格を取得する必要があります。しかし、異業種から保育士を志す人もいますよね。無資格の場合は、まず年に2回行われている保育士試験に合格することを目指しましょう。
ただし、保育士試験を受験するには一般的な大学・専門学校・短期大学などを卒業していることが受験資格のひとつに定められています。つまり、中卒や高卒の人はすぐに資格試験を受けることができないのです。
だからといって諦める必要はありません。中卒・高卒の場合は、定められた児童福祉施設に一定期間勤めることで受験資格を得られます。児童福祉施設では資格がなくても働ける職種があるので、保育士として働くための準備として、受験資格を得られるまで従事しましょう。
保育士試験を受験するために満たしておくべき要素は以下の通りです。
▷大学に2年以上在学し62単位以上修得した方
▷大学に1年以上在学し年度中に62単位以上の修得見込みを学校長に認められている方
▷専門学校・短期大学を卒業した方
▷専門学校・短期大学の最終学年に在学中で卒業見込みを学校長に認められている方
▷高校卒業後、定められた児童福祉施設で2年(2880時間)以上勤務した方
▷中学校卒業後、定められた児童福祉施設で5年(7200時間)以上勤務した方
▷平成3年3月31日以前に高等学校を卒業した方
(大学・専門学校・高校・中学校は保育関連ではなくても可)
国家資格を取得するために資格試験を受験する他にも、未経験から資格を取得する方法はあります。それは、厚生労働省指定の保育士養成校を卒業することです。
基本的な保育士養成校は主に4種類あります。
●大学
4年制の大学で保育について学び、卒業とともに保育士資格を取得します。4年間かけて保育のことだけではなくさまざまな分野の学びを得られるため、卒業後は保育関連の企業など、進路が幅広いことが特徴です。
ゆくゆく園長としてのキャリアも考えられる「幼稚園教諭免許(1種)」もあわせて取得できる大学もあり、選択肢が広がります。
●短期大学
短期大学は、2年間で保育士に関することを学びます。大学の半分の期間ですべてを学ぶため、授業内容が凝縮されています。実習や実践的な授業が多いことが特徴です。
大学によっては「幼稚園教諭免許(2種)」を取得できるところもあります。
●専門学校
専門学校は、2年または3年で指定されている内容を学び、卒業と同時に保育士資格を得られます。ここでも学校によって「幼稚園教諭免許(2種)」の取得が可能である場合があります。
●通信制大学
大学や短期大学、専門学校よりも費用を抑えて資格を取得したい人におすすめなのが、通信制大学です。自宅学習とスクーリング、実習のパートがあり、自分のペースで進めていくことができます。違う職種で働きながら保育士を目指す人にぴったりです。
すでに保育士免許を取得している場合
すでに国家試験にて合格または、保育士養成校を卒業することで保育士免許を持っている場合は、職場を探して転職や復職をしましょう。中には、ブランクが長く復職が不安な人や、居住地以外の場所への転職に不安を抱えている人がいるでしょう。
その場合は、サポートなどを活用することをおすすめします。後ほど詳しくご紹介します。
保育士に転職したい!沖縄の保育士講座を活用しよう
これから保育士の免許取得・保育士への転職を考えているなら、沖縄に移住してから免許をとることもひとつの手として考えておいていいかもしれません。なぜなら、移住し今後沖縄県内の保育園で働く予定であれば、無料で試験までのサポートをしてもらえるからです。
例えば、石垣市ではテキスト費・試験受験料は自己負担ですが、授業料は無料で保育士試験対策講座を受けられるように制度が整っています。条件は、【受験資格を満たしていること・2019年10月の試験を受けること・資格取得後石垣市内の保育所で働くこと・現在石垣市に住んでいること】の4つです。サポート体制が手厚いですよね。
石垣市のような講座は各市町村ごとに開催されているので、気になるところをチェックしてみると良いでしょう。
復職に不安がある!そんなときはサポートに頼ってみて
保育士免許を持っているけれど、期間が空いているから復職するのに不安を抱えているという人も多いはずです。そんな人は、沖縄の公益社団法人や市町村などが行うサポートを活用することをおすすめします。
また、復職すると給付金をもらえる制度もあるので、チェックしてみてくださいね。以下が、沖縄県が行なっている保育士の復職へのサポート制度です。
① ひとり親世帯求職者募集
② 那覇市の復職支援研修
③ 復職給付金
④ 就職準備金の貸付や未就学児の保育料の一部貸付
利用できるものは積極的に活用して、万全の状態で保育士として働きましょう。
まとめ
沖縄県では、保育士になりたい人・保育士に復職したい人に向けたサポート体制がしっかり用意されています。存分に制度や講座を活用し、保育士として働きたいという夢を叶えてくださいね。
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