「保育士=保育園で働く」というイメージが一般的かもしれません。
資格を取得して「さあ、保育士として働くぞ」と思った時、最初の就職先として保育園を選ぶ人が大半だと思います。
しかし、保育士資格を活かすことができるのは保育園だけではないのです。今回はその一例をご紹介しましょう。
保育士資格が活かせる仕事の例
・ベビーシッター
自宅やクライアントの家で子どもを預かる仕事です。保育園と違い、自分のペースに合わせて仕事がしやすく、子どもと1対1でじっくり関わることができる良さがあります。
・保育ママ
家庭的保育事業とも呼ばれています。自宅やその他の場所で子どもを保育します。1人の保育ママが預かれる子どもは、3歳未満児3人まで。自治体から補助金をもらって運営します。
・子育て支援施設スタッフ
自治体が運営する子育て支援施設において、親子向けのイベントを開催したり、遊びに来た親子のサポートをする仕事です。子どもと直接関わるというよりも、親子と関わり、時には育児相談の対応をすることもあります。
・幼児教室講師
子どもたちにリトミックや英語を教えたり、知育教材を使った遊びのプログラムを行います。教室によってプログラムや対象年齢は異なります。受験対策に力を入れている教室もあります。
・病院の託児スタッフ
保護者の診察中に短時間の託児をする仕事。近年、託児スペースが併設されているクリニックが増えています。
・美容室スタッフ
病院と同様、保護者が施術を受けている時に託児をするスタッフ。
・飲食店スタッフ
レストランやカフェでも保育士の専門性は活かせます。親子フレンドリーな飲食店には、子連れのお客さんも多く来店します。
・レジャー、リゾート施設スタッフ
遊園地やリゾートホテルには多くの子連れ客が訪れます。家族に楽しい思い出を持ち帰ってもらうためのお手伝いをすることができます。
・商品企画、開発、販売等
子ども向けの玩具や教材、ファッションアイテムなどの企画、開発、販売を行う仕事です。保育士の視点を活かせば、子どもの育ちに繋がるものや心から楽しむことができる商品を提案することができます。
・執筆、編集業
子育てや保育、教育に関する書籍やWeb記事の執筆など。「保育ライター」「子育て編集者」といった肩書きで活躍している人もいます。
「活かし方」を自分で見つけていくことが大切
保育士資格を活かせる仕事を紹介しましたが、活かし方次第ではどんな業種でも保育士が活躍できると思います。一見、保育とは関係ない業種であっても、子どもの成長についての知識や保護者対応のスキルが役立つ場面は意外と多いのではないでしょうか?
アイデア一つで、保育士が活躍できるフィールドが増えていくかもしれませんね。
[wc_box color="secondary" text_align="left"]
佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
[/wc_box]