奨学金を返済中の保育士さんや、これから奨学金を返済する予定の保育学生さんにとっては夢のような『保育士奨学金返済支援制度』。ウソみたいな話ですが、実は本当にそんな制度が存在するのです。
今回は2016年4月に全国で初めてこの制度を実施した足立区の事例を中心にお話ししていきます。
足立区の保育士奨学金返済支援制度とは?
足立区が行っているこの制度は、奨学金を利用して保育士資格を取得し、区内私立保育施設に勤務している保育士の方を対象に、奨学金の返済に要した費用の2分の1(上限10万円/年)を申請者本人に支給します。
対象となるのは、足立区内の認可保育所(私立・公設民営)、私立認定こども園、認証保育所、小規模保育施設、公設民営認可外保育施設にお勤めで、自分で奨学金の返済をしている常勤保育士の方となっております。
対象となる奨学金は、貸与型の日本学生支援機構奨学金・東京都育英資金・足立区育英資金・生活福祉資金貸付・母子及び父子福祉資金・修学資金・交通遺児育英会奨学金・あしなが育英会奨学金などとなっており、【給付型の奨学金や教育ローンは対象外】となります。
なお、あくまでも奨学金を利用して保育士資格を取得した方が対象となっているため、例えば一般の大学で学びながら国家試験で保育士資格を取得した方については適用対象外となってしまいます。
足立区以外で一緒に奨学金を返してくれる自治体って?
2018年5月の情報ですが、保育士奨学金返済支援制度を利用できる他の自治体の例としては、【東京都荒川区】、【茨城県かすみがうら市】、【愛知県名古屋市】、【神奈川県厚木市】などが実施しています。
また、多くの自治体で『保育士就学資金貸付制度』を実施していますが、こちらはこれから保育士資格を取得するために保育士養成校に通う際に必要となる学費を貸し付けてもらうことができる制度となっており、今回ご紹介した返済制度とは別物となっているので混同しないように注意が必要です。
奨学金返済支援制度を利用できる自治体の保育園に就職・転職をしたい方へ
『保育パートナーズ』を利用するキャリア・パートナーズ株式会社では、奨学金返済支援制度を利用しながら『東京都足立区』、『東京都荒川区』で就職・転職活動をしたい保育士さんや保育学生さんのサポートをいたします。
足立区や荒川区にアクセスしやすい地域にお住まいの方はもちろん、保育士奨学金返済支援制度と保育士借り上げ社宅制度をセットで利用しながら上京してみたい地方在住の方にも、東京の雰囲気や実際の生活などをイメージしてもらいながらお電話で相談に乗っていきますので、お気軽にご相談ください。
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