絵本の読み聞かせの大切さが注目されています。
子どもは絵本が大好きですね。
自分で読む子もいるかもしれませんが、お父さんやお母さんが読んでくれることによってその世界に入り込んでいきます。
特に小さいお子さんは文字よりも絵のほうに注目が行きます。
また、最近の研究では言葉を理解できない赤ちゃんでも、絵や声の雰囲気で内容を感じ取り、興味を持つということがわかってきています。
例えばお化けが出てくるような怖い話などでは、声が低い男性(父親)が読んでいるときのほうが興味を持つ、といった傾向があるそうです。この記事を読んでくださっている男性保育士の方や子育て中のお父さんは是非参考にしてみてくださいね。
さて、今回は絵本の世界を飛び出し、エプロンを使って体全体で物語を表現するエプロンシアターを紹介します。
エプロンシアターはさながら小さな劇場です。保育士さんがシアターをする場合は一人がエプロンを身につけ、もう一人が物語を読んであげるとスムーズです。
エプロンにくっついている色んなキャラクターが次から次へと動いていくのにあわせて園児達の反応も様々です。絵本や紙芝居はページをめくるのですがシアターはキャラクターそのものを自由に動かすことが出来ますので次はどんな風に動くのだろう?と子どもの頭の中は想像力で一杯です。
園児達は先生のことが大好きですのでよく見ています。例えばエプロンを新しいのに変えた時や髪型が変わろうものなら直ぐに指摘してきます。
保育士さんの象徴と言えばエプロンです。そのエプロンで物語を作ろうものなら騒がしかった子達も急に静かになることも。だからと言って多用することは避けるほうがいいかもしれません。
園児達も段々と飽きてくるようです。何かのイベントやお誕生日会など特別な日に披露するのがお勧めです。
手作りにするか、購入するかも迷ってしまいそうですが購入するとなるとそれなりに費用が掛かってしまいます。
もし時間的に余裕があれば手作りするのもいいかもしれません。
いずれにしてもシアター用のエプロンを普段の保育で使うことは避けましょう。せっかく作ったアクセサリー等が外れてしまってはもったいないですし、子どもにとっても「着ているのにエプロンシアターをやってくれない」となれば不満につながってしまいます。
もしお手製のシアターを作るならストーリーもご自分達で考えてもいいでしょう。
例えば日常のルールとか友達同士を仲良くさせたいなどを物語として作るとオリジナルシアターの完成です。
先生から園児達に伝えたいことをそのままストーリーにしてみるのも楽しいかもしれませんね。