多くの保育所では年中行事があります。
春になると歓迎遠足があったり5月になったらこどもの日があったり、7月には七夕様など行事に応じて園児も一緒になって飾り物を作りながら年齢に応じた遊び方を覚えていきます。
2月3日の節分の日には豆まきがあります。
園児達は元気一杯に鬼は~外、福は~内と唱えながら楽しそうに豆をまきますね。
節分の意味も教わりながら四季を感じる行事を体験することはとてもいい思い出になります。
保育士さんは豆を入れる箱やお面作りを園児と一緒にすることが多いと思います。
折り紙等で作り、首から下げられるように紐を通すなど動き回る小さな子達も持ちやすいような工夫が要ります。
お面は厚紙を利用し、園児たちに顔の絵を描いてもらう自主参加型の行事が発育促進にも適しています。そして鬼に扮するのは何といっても保育士さんですね。
クリスマスにはサンクロース、節分では鬼と園児からすると玉手箱のようにワクワクとします。
まかれた豆は拾って食べるのが本来ですが、まいた場所が園の外だった場合はさすがに抵抗がありますし、たとえ園内だったとしてもなんとなくと感じる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
また大豆アレルギーの子もいるかもしれません。そういう場合を想定してまく豆は大豆だけに限定しないほうが無難でしょう。
大豆の変わりにピーナツだと殻付きなので拾って食べる抵抗も少ないということからピーナツを使う保育園もあります。
しかし、ピーナツアレルギーの園児もいます。そういう場合は一層のこと、口に入れるもの、即ち食べ物ではなく新聞紙か何か紙類を丸めて豆に見立てるのも方法です。
保育園は色々なお子さんが集まる場所で保育時間中はお子さん達にとって楽しいことばかりではなく、怪我や食物アレルギーによる対処も求められてしまいます。
なるべく安全に過ごすということはお子さんにとって、親御さんにとって、そして保育園側にとっても有効的ですのでもしもアレルギー体質のお子さんがいる場合は使用する豆は食べる豆にせず紙を丸めて代用するなどの考慮もあるほうがいいでしょう。