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無資格保育のポイントと問題点

子どもは国の宝と謳いながら、実際は夫婦共働きでないと生活が苦しい現代を象徴して女性の適齢期が上がっていったり、結婚しても子どもを産む数が減ったりしています。

その背景には小さな子を抱えながらの仕事が難しいからであり、かといって保育所に預けようにも肝心の保育所が少なく待機児童が依然減らないのが現状です。

これでは働きたくても働けない、それ以前に子どもを産みたくても作るのを見合わそうとなってしまいます。

そういう悪循環のスパイラルから脱却しようと保育士不足を何とかしようと挙げられているのが園児を見ることが出来るのは保育士や看護師以外に幼稚園や小学校教諭の有資格者にも範囲を広めようという取り組みです。

 

0歳児や1~2歳児の乳児など小さい子どもは従来通りとし、乳児でない3~5歳児を年齢別に幼稚園教諭や学校の先生に見てもらうという案です。

幼稚園教諭は元々3~5歳を見ているのでそれほど問題はないのですが、小学校教諭にとってこれくらいの幼い年齢になると何かと勝手が違ってくるのではないかという点と給与面です。

小学校教諭に比べると保育園は薄給であり、よほど小さな子が好きでない限り小学校教諭が保育園で働くことは容易ではない部分があります。

また保育園は保育の資格そのものを持っていない、いわゆる無資格の人材を採用するという案もあります。

これは保育所にいる子どもの数が少ない朝夕の時間帯に配置基準を緩和するということで今まで2名いたところ1名に減らしてあとの1名は無資格の人材でカバーするというものです。

 

無資格といっても資格試験を受けていないだけで自治体の研修を受講した保育ママや子育て支援員などの保育業務経験者で運営できるようにするというもので、中には子育て経験豊富なママのほうがよっぽどか上手という経験上の先輩ママもいらっしゃいます。

無資格といっても研修を受けることが義務付けられています。しかし問題なのは給与が更に低いと言う部分でなり手がどこまで増えるかという部分も課題です。

 

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