≪2014年(平成26年) 保育士試験 実技試験概要≫
(1)音楽表現に関する技術
幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。
求められる力:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。
課題曲
1. 『おつかいありさん』 (作詞 関根 栄一 ・ 作曲 團 伊玖磨)
2. 『おへそ』 (作詞 ・作曲 佐々木 美子)
ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで演奏すること。(楽譜の持込可)
ピアノの伴奏には市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。
ギター、アコーディオンで伴奏する場合には、添付楽譜のコードネームを尊重して演奏すること。
いずれの楽器とも、前奏・後奏を付けてもよい。歌詞は1番のみとする。移調してもよい。
注意1 : ピアノ以外の楽器は持参すること。
注意2 : ギターはアンプの使用を認めないのでアコースティックギターを用いること。
カポタストの使用は可。
注意3 : アコーディオンは独奏用を用いること。
(2)造形表現に関する技術
保育の一場面を絵画で表現する。
求められる力:保育士として必要な造形表現(情景及び人物等の描写や色使いなど)ができること。
表現に関する問題文と条件を試験の当日に提示します。
当日示される問題文で設定された一場面を、条件を満たして表現しなさい。
注意1 : 当日の持ち物(試験中机上に置けるもの)
鉛筆またはシャープペンシル(HB~2B)
色鉛筆(12~24色程度)
※水溶性色鉛筆の使用も可としますが、水分を塗布することは禁止します。
また、クレヨン・パス・マーカーペン等の使用は不可とします。
消しゴム
腕時計(アラーム等の音が鳴らないもの。計算機、電話等の機能のついていないもの。置時計不可)
※携帯用鉛筆削りを会場内に持ち込むことは可としますが、試験時間中に使用する場合は、試験監督員の
了解を得てから使用してください。
※受験者の間での用具の貸し借りは認めませんので、忘れないように注意してください。
注意2 : 試験時間は45分です。
注意3 : 解答用紙の大きさはA4判とします。絵を描く欄の大きさは縦横19cmで、
紙の種類は試験の当日に提示します。
(3)言語表現に関する技術
3 歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、下記の1~4のお話のうち一つを選択し、
子どもが集中して聴けるようなお話を行う。
求められる力:保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。
課題
1.「 うさぎとかめ」
2.「 おむすびころりん」
3.「 3びきのこぶた」
4.「 にんじん、ごぼう、だいこん」
子どもは20人程度が自分の前にいることを想定する。
お話の編集、展開に関して特にきまりはありませんが、3分になるようにまとめてください。
注意1 : 題名は開始合図のあと、、一番最初に子どもに向けて言ってください。
注意2 : 絵本・道具(台本・人形)等の一切の使用は禁止です。
絵本を読んだり、道具を使ったりした場合は、不正行為になりますので注意してください。
不正行為とみなされた場合、実技試験は無効となるほか、当該年試験から3年以内の期間で受験が
できなくなる場合があります。(児童福祉法施行規則第6条の14第2項)
注意3 : 3分間は退出できません。時間は係員が計ります。
注意4 : 子どもに見立てた椅子を前方に用意します。