夏休みがおわりましたね。我が家の長男(3年生)も、どうにか宿題を終わらせました。
早くやっておけばいいのに・・・
毎日 少しずつやっておけばいいのに・・・
と、つい思ってしまうものですよね。
それでも、自分以外の人間を変えることって、本当に難しいものです。
みなさんにも、そんな経験はありませんか?
◇「変わってくれ」と言われるほど、変われない
あなたが、もし、「君の考え方は、間違っているよ。君は、変わったほうがイイ。」と言われたら、素直に変われますか?
また、「わたしのやり方の方が正しいんだから、このやり方に変えなさい。」と言われたら、素直に変えますか?
そんなことを言われれば言われるほど、変わりたくなくなってしまいますよね。
◇相手を変えたかったら、「そのままで いいんだよ。」と伝えたほうがイイ
もしも、あなたの部下が、毎日、遅刻を繰り返していたら、どうしますか?
「社会人失格なんじゃない?毎朝、6時に目覚ましをかけて、5分おきに、10回鳴るようにセットすれば起きれるから、そうしなさい。」
と伝えますか?
それで、かんたんに改善する遅刻ならいいのですが、そうじゃないから、困るわけです。
この場合は、
「いつも、慣れない環境で、がんばっているんだね。なにか、手伝うことはある?」と、相手を認める言葉をかけたほうが、効果的です。
だから、わたしも、長男に、こう伝えました。
「夏休みは、弟とよく遊んでくれてありがとうね。宿題、手伝えることあったら、言ってね。」
認められると、素直になれますからね。
≪井上きき 役に立つ話 2012年9月1日号≫