◆会話が苦手な方が、おちいっている思考のパターンとは?
話をするのが、あまり得意じゃないと言う方も、いらっしゃいますよね。
「何を話していいのか、わからない。」
「こんなこと、話したら、どう思われるかしら?と迷っていると、次の話題になってしまう。」
「どんな伝え方をすれば、わかりやすいのか、わからない。」
こんな声を、耳にします。
こういう、不安をお持ちの方が、ハマってしまっている思考のパターンとして、考えられるのは・・・
「自分がどう思われるのか?」「自分の話が、どう思われるのか?」に、とらわれています。
つまり、「自分」に意識が行っているのです。
◆話をすることが苦手な方は、聴き手に徹するのも一つの方法
自分がどう思われるか?に意識が行き過ぎると、会話を楽しむことなんて、絶対にできません。
これを、反対に、相手に意識を向けてみることで、ずいぶん気持ちが楽になりますよ。
「目の前の人は、どんな方なんだろう?」
「この人は、何を伝えたいと思っているんだろう?」
「この人の、聴いてもらいたい話は、なんだろう?」
と言う感じで、相手に興味を持って話をしてみるのです。
話をすると言うよりも、いっそ、聴き手に回ってみると、もっと、気が楽になるかもしれませんよね。
そうすると、たとえ、相手の話に興味が持てなくても、相手そのものには、興味が持てるのです。
このように、興味を持って話を聴いてくれる人がいたら、きっと人気者になるでしょうし、信頼されるに違いありませんね。
≪井上きき 役に立つ話 2012年11月1日号≫