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保護者をクレーマーにしてしまう間違った保護者対応法

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いつからか、学校でも、保育園や幼稚園でも、保護者という存在を、すべてモンスター候補のように見てしまうようになりました。

 

大前提が、「厄介な存在」になっていると、本当に「厄介な保護者」になっていくのです。

 

保護者対応にやりがちなことで、しかし、絶対にやってはいけないことがあります。

 

●保護者をお客さま扱いしてはならない

最近では、保護者を学校へ呼び出すと、お茶やお菓子を出して丁寧にもてなしたり、必要以上にペコペコする先生がいるようです。

 

さらに、その保護者が帰って行く際には、門まで出て行って見送るようなケースもあります。

 

どうやら保護者を、「お客さま」として扱う手法のマニュアルがあるようです。

 

しかし、お客さまとして扱われた保護者は、お客さまになっていきます。

 

通常、お客さまと言うと、お店のサービスに問題があれば、もちろん、クレームを言います。

 

と言うことは、学校の対応に問題があれば、躊躇せずクレームを言う保護者になるということです。

 

わざわざ、クレーマーを育てているのです。

 

●パートナーとして対等の関係を

では、反対に、保護者とどのように接すれば、いい関係が作れるのでしょうか?

 

やはり、一緒に子育てをするパートナーとして対等に接するのがいいでしょう。(馴れ馴れしくするという意味ではない。)

 

パートナーですから、なんでも話し合って、一緒に決めて行く必要があります。

 

自分の考えや気持ちも伝えますが、相手の考えや気持ちも訊ねておく必要があります。

 

このような関係ができていると、保護者から出てくるのは、クレームや苦情ではなく、提案やご意見です。

 

同時に、保育園に丸投げの子育てをする保護者も減らせます。

 

 

保護者を恐れて、過剰に反応していないかどうか、あらためて振り返ってみるといいですね。

 

最初から噛みつこうと決めている保護者はいないんですよ。

≪井上きき 役に立つ話 2012年12月1日号≫

 

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