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お子さん、本当にいい子ねと、褒められるのは 苦しいのです

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わたしが、次男を通わせている保育園の先生も、そうなのですが・・・

 

「○○くん、ほんとうに、いい子です。」と息子を褒めてくださいます。

 

心から、そう思って言ってくださっているとは思うのですが、言われた母親は、うれしさと苦しさを両方抱えることになります。

 

なぜなのでしょうか?

 

●いい評価と悪い評価は紙一重

私自身も、次男をほんとうにいい子だと思っています。そう思っているにも関わらず、苦しさを感じる。

 

その理由は、「評価されている」と感じるから。

 

保護者の中には、保育園や幼稚園の先生に、我が子を評価してほしいと思っている方も、いらっしゃるでのですが、それでも、やはり苦しくなっちゃうのです。

 

おそらく、良い評価を伝えられると、悪い評価を伝えられるときもあるのだと、無意識に感じるから。

 

悪い子だと評価される日も来るかもしれない。そうなったら、どうなるのだろう・・・。いい子でいさせなければ・・・。と緊張させてしまうのです。

 

●ありのままの様子を伝えて、いつも見ていることをわかってもらう

では、どう褒めると、相手を緊張させなくて済むのでしょうか?

 

お子さんそのものを、「良い」「悪い」と判断するのではなく、行(おこな)いを「良い」「悪い」と判断する習慣を持つといいでしょう。

 

つまり、「○○くん、きょう、いい挨拶をしてくれました。」とか、「○○ちゃん、年下の子に、やさしくしていましたよ。」など、具体的な行いを保護者に伝えれば良いのです。

 

さらに言うと、良いことも悪いことも、どっちでもないことも、ありのままの様子を伝えるのが一番です。

 

「今日は、お友達と、ちょっとケンカしちゃいました。でも、すぐに仲直りしていて、大きくなったなと思いました。」

「今日は、給食をおかわりして、食べていました。おいしそうに食べていましたよ。」

「お砂場で、お団子を作って、先生に“どうぞ”って言ってくれました。かわいいんです。」

 

先生の感情は伝えても、評価していませんよね。「いつも見ていますよ」という感じが伝わります。

 

こんな言葉で、コミュニケーションを取ると、信頼関係が深まります。

≪井上きき 役に立つ話 2013年1月15日号≫

 

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