お箸の指導は、どのように行っているでしょうか?
せっかく機嫌よく食事をしている子どもに、箸の持ち方を注意したら、機嫌を損ねてしまった、という経験はないでしょうか?
◆箸の練習は遊びの中で行う
食事中は、箸については指摘しなくてもいいと思います。
上手に持てているときに、「素敵な持ち方だね」など、声をかける程度にとどめましょう。
練習は、遊びの中で行うといいですね。
お箸の持ち方を練習したい子が、集まれるコーナーを作って、自ら取り組むという位置づけが理想です。
◆持ち方を覚えるのが目的
遊びの中で行うので、食べ物は使わないほうがいいですね。
ティッシュを丸めたものや消しゴムなどが、つかみやすいです。
正しく持つことを練習するときは、つかみやすいモノで練習すれば十分です。
豆のように滑るものをつまむ練習は、その次のステップです。
子どもが自ら、「正しく持ちたい!」と思うことがスタートです。
その気持ちを大切にしてやりながら、日々、短時間ずつ練習をするといいでしょう。
「もう少し やりたいな」と思うくらいが、ちょうどいいですね。
≪井上きき 役に立つ話 2013年10月15日号≫