4月です。新しい職場での人間関係が始まる方もいますよね。
また、新しい保護者との出会いもあるでしょう。
相手との信頼関係を作るためには、自己開示が欠かせません。
どこからやって来た、どんな人なのかわからないし、何を考えているのかもわからない人を信頼するのって、難しいですよね。
そこで、自己紹介を書いて、ゆっくり読んでもらいましょう。
クラス通信として、配布してもいいですし、教室の入り口に貼ってもいいと思います。
では、どんなことを書けば、保護者や共に働くスタッフは、あなたに親しみを感じるのでしょう?
◆住んでいる場所や出身地は距離を縮められるネタ
住んでいる場所や、年齢については、開示できる範囲で大丈夫。
しかし、どの町に住んでいるのか?出身地はどこなのか?などは、会話のきっかけにもなります。
「先生!わたしも、○○市出身なんですよ!どこの高校だったんですか?」
このような展開は、一気に距離を縮めるのです。
◆趣味などはできるだけ具体的に書く
趣味は、「買い物」とだけ書くのと、
「合羽橋でのショッピングです。お料理の腕はいまひとつですが、道具はこだわっちゃうんです。」と、書くのとでは、ぜんぜん違います。
映画鑑賞なら、どんなジャンルが好きか?また、どんな映画のどんなところが良かったなどを書きましょう。
あなたの人柄が想像できて、グッと親近感がわいてきます。
◆「想い」を書くと、信頼につながる
あなたは、どんな想いで保育士を目指しましたか?
日々、どんな気持ちで子どもたちと過ごしていますか?
どんな瞬間が、喜びですか?
あなたの素直でポジティブな想いを読んだ保護者は、あなたと話をしたくなるはずです。
わたしのことなんか、誰も知りたくないんじゃないの?と悲観的な気持ちで書くと、文章に現れます。
すべての人を「味方」にするつもりで、愛を持って書きましょう。
≪井上きき 役に立つ話 2014年4月1日号≫