新しい出会いがあった春、どうしても苦手な人が職場にいたりしませんか?
苦手な相手とは、関わらずにいられたら、そが一番ですが、職場にいたら、そうはいかないですね。
そんな場合の対処法をお伝えします。
◆苦手な原因は自分にある
そんな苦手な人が、消えていなくなる、魔法の方法があったら、いいですよね。
しかし、そのようなテクニックは残念ながらありません。
実は、苦手だと感じる原因は、相手にあるのではなく、自分自身の中にあります。(と、心理学では考えます。)
つまり、苦手な相手が変わる必要はなく、自分が変わる、もしくは自分が行動を起こす必要があります。
◆遠慮や誤解が原因の場合も
わたしが、会社員だったころの話ですが、同じチームで仕事をし始めた、Kさんのことを、なぜか苦手だと感じていました。
周りの人に相談しても、「Kはめちゃめちゃ いいやつじゃん。」という答えしか返って来ません。
このままでは、働きにくいと感じたわたしは、Kさんを思い切って飲みに誘ってみたのです。
二人だけで話をしてみると、実は、Kさんも、わたしと話し難いと感じていました。
よくよくお互いの気持ちを吐きだしてみると、実はお互いに遠慮をしていたことに気づき、なんだか笑ってしまいました。
私自身、先輩であり年下の彼女に、どう接していいのか困っていたし、彼女もまったく同じことを感じていたんですね。
もちろん、その日から私たちは意気投合し、なんでも話し合えるいい関係へと変わり、現在でもその関係は続いているのです。
苦手な方が職場にいて、その人とこの先も一緒に仕事をするならば、やはり、お互いを理解し、誤解を解くことが大事です。
話をしてみれば、すっごく魅力的な方だったり、ありえないほど優しい人だったりと、驚く発見になることも多いです。
相手を知らず、苦手だと感じたままでは、もったいないかもしれませんね。
≪井上きき 役に立つ話 2014年5月1日号≫