この時期、鼻水や咳などの風邪を引いている子どもも多いですね。
そんな子の中には、食欲のない子もいるのではないでしょうか?
そのようなとき、少しでも栄養を摂らないと・・・と、無理に食べさせていませんか?
わたしがおススメする、体調不良の子どもへの食べさせ方をお伝えします。
◆食べ物を食べると、体力を消耗する
風邪を引くと、食欲がなくなるのは、なぜだと思いますか?
実は、食べた物を消化し吸収するために、人は多くの体力を消耗するそうです。
食品の中の栄養素を、体の組織に変えたり、機能させたりするという、想像を超える規模の作業が行われいるからです。
体は、風邪のウイルスと闘うために、体力を温存したいわけですね。
そのために、あえて食欲を落とし、食べることをストップさせのです。
◆食べない方が、早く治る
つまり、風邪を引いて食欲がないときに、無理に食べさせると、治癒するのが遅れます。
少しだけでも… ひと口だけでも… 何か栄養になるものを…
という気持ちになるかもしれませんが、子どもが食べたくないと言っているときは、無理に食べさせるのは逆効果ということです。
しっかり水分と塩分を摂ることができていれば、心配はありません。
もちろん、食欲のある子には、食べさせても大丈夫ですよ。
≪井上きき 役に立つ話 2014年11月15日号≫