井上きき 役に立つ話

保護者が受け取りやすい良いアドバイスとは?

 

子育てを支援する立場にいると、保護者にアドバイスをする機会が少なからずあるのではないでしょうか?

初めての子育てで、毎日、悩んだり迷ったりする母親にとって、保育士さんからのアドバイスは、非常に影響力があります。

そこで、アドバイスをする上で、大切なことを二つお伝えしようと思います。

 

◆具体的な改善方法を伝える

「夜更かしは良くないですね」

「好きなモノばかり料理するのは良くないですよ~」

こんな風に、「良くないこと」や「やめたほうが良いこと」を伝えていませんか?

良いアドバイスは、具体的な行動が示されているアドバイスです。

「夕食を1時間早くして、布団に入るのも1時間早くしてみましょうか?」

「子どもが食べないとわかってるお料理も、食卓に普通に並べるとイイですね。」

こんな感じで、具体的な行動を、簡単にイメージできるアドバイスがおススメです

 

◆できるだけ小さなハードルを示す

わりと簡単に実行できそうなアドバイスがおススメです。

大きな課題を示して、ますます育児に自信を無くしてしまうのは、残念なこと。

「まずは、ママも一緒に11時にお布団に入ってみませんか?」

など、ちょっとだけ頑張ればできるかな?というアドバイスは良いアドバイスと言えるでしょう。

保護者から「ちょっとだけ、早起きできました。」と報告があったら、一緒にその成功を喜んであげるといいですね。

 

≪井上きき 役に立つ話 2015年6月15日号≫

 

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