カウンセリングをしていると、「とにかく自信がない」というお悩みは多いです。
自信がないことが原因で、他人の顔色ばかり見ている自分が嫌だ、とおっしゃる方もいます。
言いたいことが言えず、結局、他者の意見に従うばかりだったり、焦って空回りすることもあるかもしれませんね。
◆自信がない人の心の声は?
実は、自信がない人の心の声は、自己否定ばかりなんです。
「また、わたしは嫌われてるかも。」
「どうせ、わたしなんか上手くいかない。」
「わたしの考えは間違っている。」
「いい加減に、結果を出さなきゃいけないのに、わたしってダメね。」
いつも、ダメ出しをしたり、評価をしたりする「批判家」のような声です。
このような心の声を持っているとしたら、自信がないのは当然なのです。
◆自信を持っている人の心の声は?
反対に、自信を持っている人の心の中は、愛と肯定と承認で溢れています。
「わたし、今日もすてき!」
「わたし、なかなか よくがんばった!」
「間違っても、否定されても、わたしはわたし。」
「うん、上手くできてる!」
こんな言葉が頭の中に溢れていたら、どんどん自分を表現できますよね。
“自分はどんな言葉をかけられるとうれしいかな?”と考えてみると、自分を肯定する言葉が見つかるはずです。
最初は、「批判家」の声がなかなか鳴り止まないかもしれません。
それでも、根気よく自分を認めていくといいですね。
ぜひ、心の声を書き換えて、自信を取り戻してみてください。
世界が変わって見えるはずです。
≪井上きき 役に立つ話 2015年9月1日号≫