デキる人と、そうではない人の間には、いつも溝があり、多くの職場で問題となっています。
離職のきっかけになっている場合もありますよね。
よく気が付いて、人一倍 仕事をこなせる人って、どこにでもいるものです。
一方で、少しぼーっとしてる間に、近くの人が要領よく仕事を片付けてしまう・・・ちょっぴり役立たずな方も、実は、どこにでもいるものです。
そして、仕事ができる人は、「いつも、わたしばっかり損してるわ・・・」という不満を持っていたりします。
一方で、役立たずさんも、「いつも、人の仕事まで奪っちゃうんだから・・・」という不満を持っているのです。
その結果、この両者の人間関係が悪くなるわけです。
では、不満の原因は何でしょう?
仕事ができる人の不満の根っこには、「こんなに頑張っているのに、ぜんぜん認めてくれなくて悲しい。」という想いがあります。
そして、役立たずさんの不満の根っこには、「役に立てないのは悲しい。」という想いがあります。
もちろん、断定はできませんけど、このような傾向がある、と言えます。
誰でも、認めてもらいたい、という気持ちがあるものですし、同時に役に立ちたい気持ちも、誰もが持っています。
このように、相手の気持ちを理解すると、ちょっと怒りも和らぎますよね。
同時に、自分自身の気持ちも深めてみると、いいかもしれません。
不満の根っこには、悲しみが隠れていることが多いものです。
相手の気持ちを知ることで、少し関係に変化が生まれればいいですね。
≪井上きき 役に立つ話 2015年10月15日号≫