桜が見頃を迎える4月。新たなクラスでの1年が始まります。
受け持ちの子どもたちとその保護者、一緒に組む保育士など、新たな人間関係の中で新年度のスタートを切ります。
今回は、クラスが始まったばかりの4月のうちに保護者に伝えておきたい事柄をまとめました。
◆規則正しい生活をしましょう
保護者が仕事で忙しい場合、家庭での睡眠が十分にとれていなかったり、朝ごはんを抜いてしまったりすることが習慣になっている子もいます。
乳幼児の成長の土台は、規則正しい生活習慣であることを改めて保護者に伝えましょう。
このように、季節を問わず伝えておきたいことや、改めて伝えたい基本的なお願いは、新年度のおたよりなどで呼びかけていくことをおすすめします。
◆持ち物に名前を書いてください
新入園児の保護者には、持ち物への記名をお願いしていると思いますが、在園児の保護者にとっては、記名することが当たり前になり、つい書き忘れてしまうこともあります。保育園生活が長くなるほど「名前を書かなくてもきっと大丈夫」と思ってしまう保護者が多いようです。
衣類や歯ブラシセット、タオルなどは友達のものと混ざりやすいため、必ず名前を書いてもらうように、年度の始めに改めてお願いすると良いでしょう。
◆緊急連絡先の再確認
転職や異動に伴い、保護者の緊急連絡先が変わる場合もあります。また、春からベビーシッターやファミリーサポートを利用し始めたという方もいるかもしれません。子どもが体調不良の時や怪我をした時、災害時などに緊急連絡先が必要になるため、「変更がある場合は必ず担任にお知らせください」と連絡帳やクラスの掲示板で呼びかけを行いましょう。
保護者へのお願いの方法は、送迎時に口頭で直接伝えるほか、連絡帳やクラスの掲示板、おたよりなどがあります。いずれのお願いも、なぜそれが必要なのかを丁寧に説明し、対応してもらえた際にはきちんとお礼を伝えるようにしましょう。
細かいお知らせやお願いをきちんと行うことで、保護者との信頼関係も深まっていくはずです。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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