今年も寒い季節がやってきました。冬はインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行するため、いつもより念入りな予防対策を行っていると思います。
しかし、病気になる手前のちょっとした体の不調に関しては、気にせず放っておく、という方も多いのでは?
「調子が悪いかも?」と違和感を感じた時に適切なケアをしておくことで、症状が重症化することを未然に防ぐことができます。
今回は、保育士におすすめの冬の体調管理についてお伝えします。
喉のケア
乾燥しがちなこの季節は、油断すると喉が痛くなったり声が出なくなってしまいます。子どもたちの前で話したり歌ったりする保育士にとって、喉の不調は深刻な問題です。
喉に違和感を感じたら、以下のことを実践してみてください。
・首回りの筋肉をマッサージして血液の循環を良くする。
・冷たい飲み物を避け、ホットレモネードや紅茶など温かい飲み物を飲む。
・寝る時にネックウォーマーを巻き、首を温める。
これらは、プロの声楽家が実践している喉のケア方法です。冬季は意識的に喉を守り、万全な状態を保ちましょう。
肌のケア
乾燥によるダメージを受けるのは、喉だけではありません。肌も同じように乾燥による大きなダメージを受け、悪化するとひび割れて血が出てしまうこともあります。
保育の仕事は水に触れる機会が多いため、私も冬場は手がカサカサになってしまいました。しかし、仕事中にこまめにケアをしている余裕がないのも事実。ハンドクリームを使用する時も、子どもに付着してしまうことや香りのことを考えてしまいます。
以下は、保育士が日頃からできる肌のケア方法になります。
・水分補給をこまめに行うことで、体の内側から潤いを与える。
・消毒や洗濯をする際はビニール手袋を使用する。
・手の保湿剤は、赤ちゃんにも使えるオイルやクリームを使えば安心。
他にも、この時期は飲み会が続き栄養バランスを崩しがち。ビタミン類を意識して摂取し、健やかな肌を保ちましょう。
冷え予防対策
体の冷えはすべての病気の原因になるという説もあります。できるだけ体を温めて、血流を良くしておきたいですね。
以下のようなことを試してみてください。
・手足を動かす体操をする。手足を開いたり閉じたりするグーパー体操、脱力して揺するブラブラ体操などは、子どもたちと一緒に実践できる冷え予防対策です。
・アルコール類を控える。
・夜はしっかりとお風呂に浸かる。
・にんじん、ごぼう、かぼちゃなど体を温める食材を摂取する。
冷え対策は、日頃の生活の中で行うことができます。食事や入浴など、少し意識をするだけで体が冷えにくくなるのです。
今回は、保育士の皆さんにおすすめの冬の体調管理方法についてご紹介しました。仕事を休んで寝込んでしまう前に、日頃からちょっとしたケアを行い、心と体の健康を保ちましょう。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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