インフルエンザやウイルス性胃腸炎など、様々な感染症が流行する季節。
園のおたよりや掲示板等で保護者に向けて呼びかけを行うことで、感染症拡大予防に効果があります。
ここでは、保育園や幼稚園、認定こども園等において活用できる「健康」に関する呼びかけやお知らせ、ミニコラムの文例を6つ紹介します。
生活習慣を整えよう
体調不良の子どもが増えています。早寝早起き・バランスのよい食事をとる・規則正しい生活をするなど、生活習慣を整えて健康を守りましょう。
体調に異変を感じたときは
お子様の体調に異変を感じた場合は、発熱がなくても無理をせずに家庭で休養をしてください。顔色や呼吸、鼻水など、少しでも「いつもと違う」と感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。
マスクのご用意をお願いします
幼児クラスでは、感染予防対策として感染症の流行する時期はマスクの使用を呼びかけています。お子様に合ったサイズの使い捨てマスクをご用意いただき、ご家庭でも着脱の練習をお願いいたします。
園では着脱や管理の方法に加え、マスクがなぜ必要なのかを伝えていきます。
登園前の検温のお願い
登園前には必ず検温をし、連絡帳アプリへの入力をしてください。37.5度以上の発熱があった場合は登園を控えるようお願いいたします。
また、園で37.5度以上の発熱が見られた場合は、保護者にご連絡をさせていただきます。お忙しいところ恐れ入りますが、できるだけ早めのお迎えにご協力ください。
治りかけの風邪にご用心
風邪は治りかけが肝心。規則正しい生活や、暖かい服装、バランスのよい食事を心掛け、体調を万全に整えましょう。無理をすると再発する可能性があるので、症状がなくなった後も3日〜5日は室内でゆったりと過ごすことをおすすめします。
病児/病後児保育施設のご案内
お子様が病気のときに利用できる保育施設もあります。事務室前に近隣の病児/病後児保育施設に関する情報を掲示していますので、よろしければご覧ください。
ご不安な点があれば、主任・◯◯または園長◯◯までお気軽にお声掛けくださいね。
おわりに
おたよりや掲示板などで使える6つの文例をご紹介しました。
お願いや注意事項を伝える際は、園から一方的にお願いする姿勢ではなく「子どもたちのために」という共通認識がもてるように伝え方を工夫することがポイントです。
「子どもたちの健康を守るために保育者、保護者が協力しましょう」という姿勢を示すことで、共通認識のもと感染症予防や家庭での健康管理について意識を向けてもらいやすくなるでしょう。
また、病児保育施設の案内など、保護者向けの支援やサービスの情報提供も積極的に行なっていくことをおすすめします。
(公開日:2018年02月15日)
(更新日:2025年02月06日)
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |