雨が降って外遊びができない時期、粘土遊びをするクラスも多いはず。
粘土は指先の感覚を養うことができるおすすめの玩具。
今回は、いつも当たり前に使っている「粘土」のお話をしましょう。
粘土は何歳から遊んでいいの?
粘土が使用できる年齢は厳密に「何歳以降」と決まりがあるわけではありませんが、一般的には、誤飲のおそれがなくなる2歳以降に遊ぶことを勧められています。
1人ひとり興味や発達には差があるので、おもちゃを口に入れて舐める様子が見られたら、まだ粘土遊びは早いかもしれません。
小麦と水で作ることができる小麦粘土であれば誤って誤飲しても害がないため、初めて粘土を触らせる時は、小麦粘土を選ぶ方も多いようです。
保育園で使っている「あぶらねんど」
小麦粘土に紙粘土。子ども向けから大人のアクセサリー作りに使うようなものまで、粘土には様々な種類があります。
保育現場では「あぶらねんど」と呼ばれるものを使っています。これは、伸びがよくきめこまかいのが特徴で、力の弱い子どもでも簡単にこねることができます。また、変色したり硬くなったりしないので、何度も繰り返し使うことができます。
粘土の感触を楽しもう
粘土遊びを初めてする子は、独特な感触に驚き、おそるおそる指先で触ることもあります。
そんな時は保育者が見本を見せ「こうやって手のひらをいっぱい使ってこねると柔らかくなるんだよ」と教えてあげましょう。
粘土遊びを行うと、「にぎる」「こねる」「ころがす」「まるめる」「つまむ」「つつく」「たたく」など、たくさんの指の動きを経験することができます。
このような遊びを繰り返し行うことにより、お箸を持ったり本をめくったり楽器を弾いたり、もっと複雑な動きを獲得することができるのです。
指先の発達を促す遊びいろいろ
粘土の他にも、以下のような遊びがおすすめです。
・砂遊び
・新聞紙遊び
・手遊び
・ビーズ通し(ひも通し)
・手芸
・パズル
・草木遊び
子どもたちは発達に伴い、複雑な遊びを好むようになってきます。
指先の感覚を養う遊びは、屋内外で遊ぶもの、道具を使うものなど色々なものがあります。天候や季節に合わせて、遊びを探してみましょう。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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