2歳になると自分の動きを自分自身である程度コントロールすることができるようになります。また、「やりたい」「やりたくない」の自己主張が強くなる時期でもあります。
今回は、2歳児の発達をおさらいすると同時に、発達を促すおすすめの遊びを紹介します。
2歳児の発達の目安
・ 走る、飛び跳ねるなど活発に体を動かす。
・ リズムに合わせて踊ったり体を動かすことができる。
・ 排泄のコントロールができるようになってくる。
・ なんでも自分で挑戦しようとする。
・ 何に対しても「いや」「だめ」などと反対することがある。
・ 自分の要求を言葉で伝えることができる。
2歳児におすすめの遊び
「歌あそび」
「あたまかたひざぽん」や「パン屋さんにおかいもの」「ずいずいずっころばし」など、細かい動きのある歌遊びを楽しむことができる。手遊びのストーリーを理解し、保育者から教わった遊びを友達同士で楽しむ姿も見られる。
「ひも通し」
ひもにホースを切ったものを通したり、動物の形に切り抜いた段ボールに穴を開けてひもを通したり、手指を使って遊べる室内遊び。一人で集中して遊ぶことができる環境を整えることも大切。
「積み木遊び」
積み木を電車や家に見立てて遊ぶ姿が見られる時期。用意する積み木は、キャラクターが描いてあったりカラフルなものよりは、できるだけ無垢材のものがおすすめ。子どもたちの想像の幅を広げることができる。
ポイント
行動範囲が広がるので、安全に遊べる環境を用意しましょう。保育室の窓の施錠を忘れたため、2歳児が一人で園外に出てしまったというヒヤリハットも報告されています。また、基本的生活習慣を習得していく時期でもあるため、個々に合わせて丁寧なかかわりを心掛けましょう。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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