新年を迎え、また新たな気持ちで保育園での生活がスタートします。年末に大掃除を行い、保育室内の環境整備を行った方もいると思いますが、今回は「幼児クラスの安全点検」についてまとめました。
運動量が増える幼児期だからこそ、怪我や事故のない環境を作りましょう。
<ドアの指挟みに注意>
幼児クラスでは、子どもたちが自らドアの開閉を行います。そのため、ドアを勢い良く閉めた時に指を挟んでしまうことも。ドアのねじに緩みがないか、ちょうつがいは壊れていないか点検しましょう。
<ベランダ、テラスの環境>
2階以上にベランダやテラスがある場合は、転落事故のリスクを考えて踏み台になるようなものは置かないようにしましょう。発表会の大道具の置き場所に困り、ベランダに置いておいたところ、子どもが登ってしまい転落事故になりかけた・・・というヒヤリハットも報告されています。
<水回りの整理整頓を>
保育室内の水道や、トイレの手洗い場にも注意しましょう。掃除が終わった後に洗剤や消毒液を置きっぱなしにしていませんか?子どもが触れたら危ないものは、必ず高い位置や鍵のかかった場所に収納します。
また、手洗い場の下に水が飛び散っていると滑って危険です。マットを敷くことをおすすめします。
<いすや机の点検>
いすや机を長期間使用していると、ねじに緩みが出たり、左右の高さが変わってガタガタしたりします。幼児クラスは、椅子に座って活動する時間も多いので、いすや机が不安定だと思わぬ怪我に繋がることもあります。定期的に点検するようにしましょう。
安全点検をこまめに行うことは、子どもたちがのびのびと遊び、活動に夢中になれる環境づくりのために必要なことです。つい後回しにしてしまいがちですが、「第◯▲曜日」など点検日を決めると確認を忘れず行うことができます。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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