海外の保育ってどんな感じなんだろう?日本の保育と何が違うんだろう?と考えたことはありますか?
保育園や幼稚園を運営する法人の中には、社員教育の一環として海外研修を取り入れているところもあります。今回は、保育の海外研修を経験することの良さや、海外でどんな研修ができるのかについてお伝えしましょう。
海外研修の良いところ
保育の海外研修には、主に2つの目的があると言われています。1つ目は、新しい気づきを得て学ぶこと。2つ目は、自分たちの行っている保育を見つめ直すきっかけとすることです。
海外研修の行き先は学ぶ内容によって様々。オーストラリア、ポーランド、ドイツ、フランス、アメリカ、アフリカ、スウェーデンなどなど。文化や気候、経済、宗教など日本とは異なる環境の中で子どもたちはどのように過ごしているのかを自分の目で見ることができる貴重な機会です。テレビや本で吸収する情報よりもずっと心に残るはず。
海外研修の例
海外研修の例をご紹介します。
アメリカ:幼児教育施設で実習をする。ICTツールを使用した最先端の保育を体験。音楽の先生に日本にはないダンスやリズム遊びを教わる。
フランス:フランスは0歳から3歳までが保育園、3歳以上は幼稚園に通う。子どもの主体性を重視するフランスの保育者はどのように関わっているのか?実際に見学して学ぶ。
ハワイ:観光地化されていない村を訪れ、現地の人々と言葉の壁を越えて交流。日本とは異なる環境の中で育つ子どもたちとも関わり、子育てとは何かを考えるきっかけに。
アフリカ:発展途上の地域を訪れ、教育環境や子どもが安全に遊べる環境が整備されていない現場を見学する。厳しい条件下で生きる子どもたちを見て、日本の子どもたちに対して何ができるかを考えさせられる。
海外研修を実施している園を調べてみよう
紹介した事例はほんの一部です。まだまだユニークな海外研修があるので、これから就職する保育園を探そうとしている方は、研修内容を園選びの基準にするのもおすすめです。
異文化の保育や子育てを知ることで、きっと自分自身の保育の幅がもっと広がるはずです。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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