食育活動の一環で、夏野菜を栽培する体験を取り入れてみてはいかがでしょうか?
5月は野菜の苗の植え付けに最適な時期です。
今回は、保育園での栽培に適した野菜を難易度別に紹介します。また、植え付ける時のポイントについてもまとめました。
栽培難易度別・夏野菜の種類
【難易度:簡単♪】
・キュウリ
・エダマメ
・ピーマン
・ししとう
・オクラ
・ゴーヤ
【難易度:ちょっと難しい】
・ナス
・ミニトマト
【難易度:挑戦!】
・トウモロコシ
・トマト
・ズッキーニ
植え付ける時のポイント
★茎が太くて虫がついていない苗を選びましょう。本葉が4−5枚になった苗が植え付けに適しています。
★暖かい気候になる5月は夏野菜の植え付けに適していますが、地域によってはまだ肌寒いかもしれません。せっかく苗を植えても気温が低いと、野菜は元気に育ちません。
★植え付けに最適な天気は曇り。日光が強過ぎると苗が萎れやすいからです。また、風のない日に行いましょう。
★5月を過ぎると梅雨に入ります。植たばかりの苗は高温多湿の影響で病気になりやすいため、なるべく5月の上旬に植え付けを終わらせましょう。
★プランターで育てる場合は、栽培に必要な土がすでにブレンドされている培養土を使うと簡単です。育てる野菜に合わせて使用する培養土が異なるので、購入時に表示を確認しましょう。
★根は傷つきやすいので、持つ時はそっと触りましょう。
★植え付けた後は、表面の土が乾かないように毎日かかさず水やりをします。苗の様子を毎日観察しましょう。
育てたい野菜を決めたら、まずは「調べる」ことが大切
栽培の難易度や植え付けのポイントを紹介しましたが、植え付け方は野菜の種類によって異なります。日光や水の量、土の種類、害虫のつきやすさは種類ごとに違うため、図鑑やインターネットを活用して子どもたちと一緒にぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
大人が事前にやってしまいがちな「調べる」という作業も、子どもたちにとって大切な育ちの要素になります。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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