ビルや商業施設が立ち並ぶ東京都心部には自然が少ないイメージがありますが、保育園ではどのような自然遊びを取り入れているのでしょうか?
都心部の保育園で働く保育士の方たちに、お話を聞いてみました。
山や川はないけど、意外と公園が多い!
保育士さんたちにお話を聞いた中で、いちばん多かった声が「公園で毎日遊んでいる」ということでした。
東京都新には山や川、田畑などの自然が少ないものの、大小さまざまな公園があり色々な公園へ足を運んで遊んでいるそうです。公園によっては池や竹林があり、季節の植物や生き物を探して遊ぶこともできるのだとか。自治体によって管理されているので、安心して遊ぶことができますね。
屋上のスペースを利用して栽培や飼育
都心部では屋上のスペースを園庭として活用している園もあります。体を動かして遊んだり、水遊びをしたりできるほか、野菜や花の栽培や生き物の飼育をする場所として利用している園もあるようです。日当たりが良いので、夏野菜がすくすく育つのだとか。発泡スチロールの中でお米を育てて成功したというお話も聞きました。
河川敷は人気の散歩コース
江戸川や多摩川、荒川など東京都心部にはいくつかの河川が流れています。整備された河川敷は地元の人たちもマラソンやウォーキングで利用しており、散歩コースとして使っている保育園もあるようです。河川敷で芝滑りをしたり、トンボやカエルをつかまえたり、都会にいながら自然と触れ合える遊びを楽しめます。
園の敷地内にビオトープを作りました
地域にもともとある樹木を植えたり、生き物が自然に生きていける環境を整えた池を作ったり、保育園の敷地の中にビオトープを作っている事例もあります。遠出をして自然体験をしなくても、身近な場所で身近な自然物を観察することができる環境づくりですね。季節によって姿を変えるビオトープの観察日記をつけているクラスもあるそうです。
東京都新でも自然体験ができる
東京都心部にある保育園でも、地域の環境をうまく利用したり、保育園内に自然と触れ合える環境を用意して子どもたちの体験の幅を広げているということが分かりました。
園ごとに色々な活動をしていると思うので、ぜひ見学会などで質問してみてはいかがでしょうか。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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