保育園で働く保育士は、勤務園のコミュニティ(子ども、職員、保護者、地域の人)の中で仕事をすることが多いと思います。
法人によってはグループ園同士で交流の機会を設けたり、異なる法人同士が集まって合同研修をすることがあります。今回は、勤務園以外の職員と交流する良さについてお話したいと思います。
異なるカラーの保育を勉強できる
他園の職員と交流する良さの1つに、異なるカラーの保育を見たり聞いたりして学ぶことができるという点があります。合同イベント等で、他園の保育士の子どもへの言葉掛けの仕方を見て勉強になったという意見も。また、保育士同士の連携の仕方や製作物の作り方、書類の作成方法や会議の仕方なども他園の良いやり方を真似て、自分が勤務する園の保育をブラッシュアップことも可能になります。
自分と同じキャリアの職員と情報交換ができる
他園との交流を行うと、主任同士、施設長同士など自分と同じキャリアの人と同じ目線で話し合う機会が生まれます。新人育成の仕方や保護者対応など、主任や施設長ならではの悩みを共有するだけでホッとするのだとか。勤務園でななかなか話せない、もしくは相談できる相手がいないという場合も、他園の仲間であれば悩みを話し合えるかもしれません。
規模の大きな催しが可能になる
自分の園だけでは開催が難しい規模の大きなイベントも、合同で行うことによって可能になるかもしれません。例えば、法人同士が合同でスポーツ大会を開催し、大きなアリーナを貸切にできたという事例も。本格的な会場選びも合同開催だから実現できたそうです。
また、大人数が集まることでイベントも白熱。子どもから大人まで全員が盛り上がる楽しいイベントが実現しそうです。
他園の職員と積極的に関わってみよう
保育の視野を広げたい!と考えている方は、普段は一緒に保育をしていない保育士と関わる機会をぜひ作ってみてください。子どもたちへの関わり方や保育中の工夫だけでなく、キャリアの悩みや一人暮らしの相談なども共有できるかもしれません。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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