新型コロナウイルスの流行は、保育業界の就職活動にも影響を与えています。これまで対面で行なっていた面接や説明会を、ビデオチャットツール等を使って行う法人も増えました。画面越しに行う就活で、大切なポイントについてまとめます。
オンラインでも対面と同じ気持ちを忘れずに
オンライン面接や説明会は自宅からも参加できるという良さがあります。便利な一方、リラックスしすぎてしまうというデメリットも。片付いていない部屋を背景に面接をしたり、ベッドで寝転がりながら採用担当者と話をするのは印象が良くないですね。また、部屋着などラフな格好をしたままではなく、身だしなみを整えて臨みましょう。オンラインでのやり取りは、園側にとっても得られる情報が少ないため、画面に映った姿や生活感がその人の印象の決め手となってしまう場合が多いようです。
現地に行けないからこそ細やかな質問を
画面越しのやり取りでは、保育園の雰囲気やそこで働いている人たちの姿を確認することが難しいですよね。園のことを知るためにも、採用担当者には積極的に質問をしましょう。
たとえば、「働いている方の年齢層は?」「園舎の雰囲気は?戸建タイプですか?」「天気の良い日にはどれくらいの頻度で散歩に出掛けるんですか?」「上京した後が不安なのですが、一人暮らしの先輩もいますか?」などなど。就職後のことをイメージし、質問案を考えてから臨むことをおすすめします。
チャットやコメントの言葉遣いには気をつけよう
オンラインで就活を行うということは、採用担当者とオンライン上でコミュニケーションを取ることも多くなるはずです。気をつけたいのはチャットやコメントの言葉遣い。メールのやり取りでは丁寧な言葉を使っていても、短文のやり取りはつい気を抜きがち。「オッケーです!」「ありがとうございました〜(^^)」など、友達同士のような言葉遣いや絵文字の使用は避けたほうが無難と言えるでしょう。
マナーの考えは法人それぞれだけど……
オンライン上のやり取りのマナーと言っても、方針は法人や担当者ごとに異なり「これが正解」というものではありません。
ただ、オンラインを介したやり取りであっても、画面の向こう側に人がいることを意識して、就活生として相応しい態度を取ることは大切だと思います。分からないことや不安なことがあれば、遠慮せずにまずは質問してみるのも良いかもしれません。
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佐藤愛美(さとうめぐみ)
保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。 保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。 |
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