めぐみ先生の保育コラム

1年の締めくくり。12月の過ごし方

12月は和名で「師走(しわす)」と呼ばれ、その字の通り「師(由来は師匠の僧侶)も駆け回るほど忙しい」月と考えられています。1年の締めくくりの月なので、気持ちも引き締まりますね。あなたの働く保育園ではどんな過ごし方をしていますか?

 

 園内の大掃除をしよう

1年間使った保育室を子どもたちと一緒に大掃除。普段は掃除していない窓や網戸、倉庫の中や棚の裏側なども一気に綺麗にしてみてはいかがでしょう。雑巾の絞り方や窓の拭き方などを子どもたちに教えたり、時間をかけて丁寧に掃除をする大切さについて一緒に考えていく機会にしたいですね。

 

 柚子を浮かべた足湯に入ろう

12月22日は1年で最も昼が短い「冬至」です。この日を境に昼の時間が少しずつ長くなっていきますが、ここからさらに冬の寒さは厳しくなっていきます。冬至には柚子を浮かべたお風呂に入り体を温める風習があります。たらいにお湯を張り柚子を浮かべたら小さな足湯の出来上がり。ちょっとしたゆず湯体験が保育園でも楽しめます。

 

 クリスマスの準備を楽しもう

25日のクリスマスは子どもたちにとっても毎年の重要行事。「サンタさんにお手紙を書いたよ」と教えてくれる子もいるのではないでしょうか。

キリストの生誕を祝うクリスマスは、ツリーやリースといった小物にも「魔除け」や「五穀豊穣」などの神聖な願いが込められています。絵本などを使って、由来について子どもたちと一緒に調べてみるのも面白そうですね。

園内の飾り付けやプレゼントなども、ぜひ子どもたちと一緒に準備しましょう。

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

-めぐみ先生の保育コラム