めぐみ先生の保育コラム

子どもたちに伝えたい「春分の日」の話

年度の締めくくりが近づき、気候も少しずつ春めいてきましたね。3月といえば、ひな祭りや卒園児を送る会などのイベントがありますが、今回は「春分の日」についてお伝えします。

 

春分の日ってなんの日?

春分の日は1948(昭和23)年に制定されました。

昼と夜の長さがほぼ同じになるこの日は、太陽が真東からのぼり、真西に沈みます。また、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ための日と定められ、国民の祝日になっています。

また、寒い冬から暖かな春へと季節が変化する節目とも言われています。

 

春分の日は毎年変わる

春分の日は毎年同じ日ではありません。

実は春分の日が決まるのは前年の2月1日。国立天文台が定め、政府が発表します。

 

なぜ春分の日が毎年違うのかというと、太陽が地球の周りを公転する周期がぴったり365日ではないから。およそ6時間ほどのズレが生じるため、太陽が「春分点」を通過する日=春分の日は年によって変わるのです。

 

今年の春分の日がいつか気になる方は、国立天文台のホームページを確認してみてくださいね。

 

 

子どもたちと一緒に春を探しに行こう

園庭や近所を散策して、子どもたちと一緒に春の訪れを感じてみてください。

花壇の植物や木の芽吹き、土の中の虫や風の温度など、冬とは違うものが見つかるはずです。

 

また、春分の日にはぼたもちを食べる風習がありますが、どうしてぼたもちを食べるようになったのかについても、ぜひ子どもたちと調べてみてはいかがでしょう?

 

佐藤愛美(さとうめぐみ)

保育ライター。保育園や子育て支援施設にて担任や育児講座等の業務を経験。2016年にはフリーライターに転身。保育園の取材記事やコラムなどを中心に執筆し、現在に至る。

保育の仕事の魅力や、現場で活躍する保育者たちの生の声をお届けします。

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